直江津から車をとばして高田にやって来ました。目的は続日本百名城の高田城を訪問するためです。高田城には天守はありませんが家康の六男・徳川忠輝の居城の天下普請の城ということで広大な規模を誇ります。忠輝は家康から「鬼っ子」と嫌われていたという伝聞もあって興味が尽きないのがこの高田城です。実際に登城してその真偽を確認してみたいと思います。
まずはえちごトキめき鉄道妙高はねうまライン高田駅にやって来ました。まずその外観に目を奪われます。
何という立派な駅舎でしょうか。他では見ない個性的な建造物で驚きました。
高田の街並みは雁木造りが有名とのことで駅舎を含む駅の回りも雁木造りの様式で統一されているようです。
普通のアーケードも雁木様式になっています。興味が湧いてきたので少し歩いてみます。
駅前からこの雁木造りアーケードが続きます。
木の優しさと駅前から続く統一感、一体感で癒されますね。
地図で確認してみるといくつもの雁木の商店街通りが存在します。駅からも歩ける距離なので散策圏内です。高田には総延長16kmもの雁木が残りその長さは日本一と言われています。
アーケードから脇道に入ってみるとこちらには本来の雁木造りが続きます。冬の積雪時の道路を確保して歩き易いですし日差しの強い昼間でも楽に歩くことができます。
駅前からぶらっと歩いてこの雁木に沿って歩いてみます。冬の雪の日の光景も素晴らしいのではないかと思います。よく見ると二階から屋根の上に登る梯子が付いているのが分かります。
日本最古級の現役映画館「世界館」が存在します。街並みに合っていますね。
なかなかのレトロな映画が上映されていますね。ぜひこの街に残したい遺産ですね。
こちらは高田小町と呼ばれる交流施設です。明治時代に建築された実際の町家を再生したものです。
充分雁木の街を堪能しましたのでいよいよお目当ての高田城へ向かいます。高田城は駅や雁木通りからも近いので歩いても行ける距離ですね。
高田城址公園に着いて分かったのですが今は堀に蓮が茂り観蓮会が開催されているとのこと。案内板によると明治時代になって貧乏を救う食用にレンコンを植えたのが蓮畑の始まりということです。
日程的に観蓮会が終了するぎりぎりになっていましたし夏が暑かったので恐らくは花が咲き終わっているかと思いました。
城の外堀に架かる紅い橋が目に飛び込んできました。西掘に架かる西堀橋です。
堀の広さにも驚かされますがその堀を埋め尽くす蓮の量にビックリ!!
はるか彼方まで見渡す限りの一連の蓮はすごいの一言。確かに咲いている花は減っている気がしますがそれでもよくこんなに蓮が茂ったことに驚きです。
これは花が咲き誇っている時に一度来て見たいですね。壮観でしょう。
蓮畑を充分楽しんだ後はいよいよ高田城本丸方面に向かいます。(19)
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