今回の旅では久々の函館を訪れたく札幌から夕方の特急に乗って函館を目指しますことにしました。札幌だとかなり距離がありますがそれでも函館には行く価値があります。(2025/11)
夕方の特急北斗に乗って函館を目指します。
特急の中で夕食の駅弁を食べることにします。駅弁食べるなんて久々の経験です。北海道は駅弁も種類が豊富で迷いますが一番シンプルな弁当をチョイスしました。
約3時間の鉄道旅で函館駅に到着しました。何度来ても大好きな街です。歴史があってお城があって温泉もグルメもあっていつ来ても飽きる事がありません。今回もさらにまた新たな発見を求める旅です。
この駅の壁画はよくできていますね。函館の歴史・文化をよく現わしてるなと感心しました。
榎本武揚さんがかつてここ箱館に蝦夷共和国を作っていたことなんてほとんどの観光客は知らないでしょう。
夜が明けてみる函館朝市の周辺の様子です。まだ静かな印象です。
函館名物の朝市ですが早い店は5時からオープンしています。肌寒い中様子見でぶらぶらするのが楽しいですね。
朝から多くの店が開いていますのでぶらぶらします。
どのお店も派手な看板でアピールしています。
函館山を見上げますと雲はかかってないものの天気は良くないようですね。これだと山頂に行ってもあまり景観を楽しめないので今回はパスしますか。
さて市街から五稜郭を目指して移動します。市電でも移動できるので便利です。
シンボルの五稜郭タワーが見えてきましたがこの時期は紅葉が期待できそうですね。
やって来ました、五稜郭です。私は恐らく3回目と思います。城マニアにとって五稜郭は特別な城だと思いますし歴史スポットとしてもたいへん貴重な場所です。
入口から五稜郭を眺めますと紅葉が映えていることが確認できました。良い時期に来たのかもしれません。
まずは半月堡に登ってみます。五稜郭の五角形の中で一カ所だけ突き出た馬出堤防です。
半月堡の先に向けての景観ですが桜の紅葉が見頃ですね。
半月堡から一の橋を通っていよいよ五稜郭の中へ登城します。
半月堡の案内板です。一カ所だけにある珍しい馬出ですが当初の予定は5か所に造る予定が予算の都合で1っカ所になったと伝わります。
半月堡には立派な武者返しがあって人が簡単に侵入できないような防御態勢が図られています。
一の橋を渡っていよいよ五稜郭の内側に入っていきます。この時期紅葉が美しいですね。
函館の歴史スポットには筒状の広告塔が建ってます。榎本武揚さんが睨みを効かせています。
箱館奉行所は復元されていますが実際の奉行所は現在の敷地よりさらに3倍ほどあったようで部屋ごとの区画が枠で表示されています。
確かに様々な目的の部屋が存在していて多くの人が働いていたことが分ります。
復元された箱館奉行所です。
入口には榎本武揚の書が掲げられています。
「入室伹清風」とは榎本武揚が土方歳三を評したという意味ではたいへん興味深い書です。土方歳三は現在でもイケメンの爽やかな男というイメージが出来上がっていますが当時の榎本も同じような印象を持っていたことに驚かされます。
降伏した後に唐丸籠に入れられて東京に護送される榎本武揚がその心境を綴った書ですから恐らく死を覚悟した絶望の境地であったと思います。
再建された新しい施設ですので明るくて清潔感がありますが、実函館戦争が始まって新政府軍から砲弾が飛んでくるようになったらとてもこんな状態ではなかったと思います。
場内の桜の紅葉は少し遅かったという感じでしたがまだまだ綺麗でした。
土塁にも落葉が積もって歩き難いですが登って散策してみて五稜郭を感じたいと思います。。
土塁から五稜郭タワーの眺めですがぎりぎり紅葉一色で見応えありです。
こちらは裏門橋の眺めになります。紅葉が綺麗です。
実際に裏門橋を渡ってみましたが堀の水が無くなって底が丸見えになっていました。恐らく裏門橋の工事のために水が抜かれたのではないかと推測します。
裏門橋から城の内部を眺めますが内部が見えないように目隠し塁と呼ばれる土塁が造られています。
時間があればここの石垣も大きくて見応えがありますのでゆっくり石垣見物で散策したかったですね。
この後五稜郭タワーにも上ります。(35)

































