ラジオ英会話2024年1月25日放送分から | stl52のブログ

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どうも。

 

さっそく行きます。

 

OPENING

大西: 母さん、僕のあのメガネ、どうしたのでしょうね。夏、三河湾の海水浴で海に落とした、あのメガネですよ。

 

Rosa: Hey everyone. This is Akino Rosa. Ready for today's lesson?

 

David: And I'm David Evans. Ah, Ohnishi-Sensei, I found your glasses you left them in the restroom.

 

 

Lesson 194 発言タイプ: 感情その12 同情

 

[KEY SENTENCE]

I've been in that boat.

 

今回は「同情」を表す表現を学んでいきましょう。「同情」―美しい感情の動きですね。

 

 

DIALOGUE

ハワイ出張から帰ってきたヤヨイと部下のジョナスが話をしています。ヤヨイは出張中に困ったことがあったようですよ。

 

Jonas: Yayoi! Welcome back from Hawaii! I see you got some sun.

 

Yayoi: Yes, I went scuba diving this time, too.

 

Jonas: Was it a successful trip?

 

Yayoi: For the most part, it was. But I lost something in the ocean.

 

Jonas: In the ocean?

 

Yayoi: Yeah…I dropped my phone in the water, and I couldn't get it back.

 

Jonas: Oh, I've been in that boat.

 

Yayoi: You went diving in Hawaii too?

 

Jonas: No, I mean I've been in that situation.

 

Yayoi: Oh, I see.

 

 

WORDS AND PHRASES

Welcome back from Hawaii!

(別訳)ハワイから帰ってらっしゃったのですね!

 

welcome back from ~から帰ってらっしゃったのですね、~お疲れさまでした。

 

I see you got some sun.

You look like you got some sun. This means that the listener's skin is tanned or maybe burned a little bit.

(PhraseMix.com “You look like you got some sun.” https://www.phrasemix.com/examples/you-look-like-you-got-some-sun)

 

Yes, I went scuba diving this time, too.

さあ、go + ingの形が出てきましたね。「~しに行く」。ここでは「スキューバダイビングをしに行く」。なお発音は「スクーバ」[skúːbə]ですね。

 

アウトドア系のスポーツは全部この「go ~ing」の形で言います。たとえば「go skiing」、「go surfing」、「go snorkeling」、「go snowboarding」、「go camping」など。「I skied yesterday.」とは言わず「I went skiing yesterday.」と「go ~ing」の形で言うのが一般的です。

(ニック式英会話 今度ダイビングに行く。I'm going to go scuba-diving. https://nic-english.com/phrase/im-going-to-go-scuba-diving/)

 

I dropped my phone in the water, and I couldn't get it back.

get it back(それを取り戻す)というフレーズが出てきましたね。そして海水もwaterでいいんですね。

 

No, I mean I've been in that situation.

さあ、このI've been、この現在完了形は経験を表しています。そのシチュエーションにいたことがありますよ、というわけですね。

 

 

GRAMMAR AND VOCABULARY

I see you got some sun.

あなたはちょっと日焼けしましたね。

 

see は「見える」。lookやwatchといった積極的な 「見る」 動作ではなく、何かが目に入り認識されるという動詞。そのため 「わかる・理解する」 といった心の動きと強く結びつきます。 この文は 「日焼けしているのがわかりますよ」ということ。ダイアローグ最後の文も「わかる」ですね。

 

Oh, I see.

ああ、わかりました。

 

 

For the most part, it was.

大部分に関してはそうでした。

 

for は「範囲」を表す前置詞。We've been friends for so many years. (私たちは長年の友人です)といった「期間」だけではなく「範囲」一般に使われます。 この文の for the most part は「ほとんどの部分」という範囲が意識されているのです。

 

 

(ダイアローグの日本語訳)

ヤヨイ! ハワイからお帰りなさい! あなたはちょっと日焼けしたようですね。

 

ええ、今回はスキューバダイビングもしたものだから。

 

出張はうまくいったんですね?

 

大部分はね。でも、海で物をなくしてしまったんです。

 

海で?

 

ええ・・・海中に電話を落としてしまって、取り戻せなかったの。

 

ああ、僕もそれと同じ目に遭ったことがありますよ。

 

あなたもハワイにダイビングに行ったんですか?

 

そうじゃなくて、僕もそうした状況に陥ったことがあるってことです。

 

ああ、そういうことですね。

 

 

TYPICAL EXPRESSIONS

I've been in that boat.

私も同じ立場になったことがあります。

 

ゴガクルの解説より:「日常、相手に同情する機会はたびたびあるもの。 効果的な表現を覚えておきましょう。in that [the same] boat は「同じ立場」を比喩的に表す表現。in that situation(その状況)と言いかえても同じですよ。同じ立場にいたことがあり、気持ちがわかっている、それが「同情」につながります。「同情」を表すそのほかの表現をマスターしましょう。」http://gogakuru.com/english/phrase/284106

 

I've been there.

私はそこにいたことがあります。

 

I know what that's like.

私は、それがどのようなものかを知っています。

 

同じ立場だったことを示す表現を追加しておきましょう。こうした表現がさらっと考えずに言えたら上級者。

 

 

I feel you.

気持ちはわかりますよ。

 

I feel for you.

お察しします。

 

My heart goes out to you.

あなたに同情します(お気の毒に)

 

「同情」に feel(感じる)や heart(心)は付き物。

feel you は「あなたを感じる」そこから「気持ちがわかる」。

feel for you は「向かって」の for が加わって「同情します」ということ。

 

 

That's too bad.

お気の毒に。

 

What a shame!

What a pity!

なんて残念なことでしょう!

 

That sucks.

それはひどいね。

 

同情を表す定型表現です。「失望・がっかり」や「気分の落ち込み」を表す学習済みの表現も、相手の経験や状況に向けて使えば相手に同情を寄せるひと言になります。

That's too bad.あるいはToo bad.は言い方によっては相手をからかったり、却下にも使えるため、注意が必要です。日本語でも「お気の毒さま~」 などと言ったりしますね。

 

 

PRACTICE

Rosa: Okay, guys. It's time to practice. These phrases are pretty short. So, try to memorize them so you can say them smoothly when the occasion comes up.

 

ろーざ: はい、皆さん。練習の時間です。次の各フレーズはかなり短いですから、機会があったときにさらっと言えるよう、頑張って覚えてしまってくださいね。

 

David: These phrases show the other person that you understand how they feel or that you feel sympathy towards them. So, let's practice together. I'm sure you will use them someday. Here we go!

 

デビッド: 各フレーズは、相手に気持ちはわかるよ、あるいは相手に向かって共感しているよ、と示すものです。ではご一緒に練習しましょう。きっといつかこれらのフレーズを使いますよ。ではいきましょう。

 

I've been there.

I know what that's like.

 

Rosa: Continuing on.

 

ろーざ: 続けましょう。

 

I feel you.

I feel for you.

My heart goes out to you.

 

David: All right. Here's a couple more.

 

デビッド:じゃあ、もう行くか行きましょう

 

That's too bad.

What a shame!

What a pity!

That sucks.

 

Rosa: Great job, everyone.

 

ろーざ: 皆さんよくできました。

 

David: Sometimes it's difficult to master all the phrases as someone who learn the foreign language. I know what that's like. But keep it up. Great work!

 

デビッド: 外国語を学ぶなかで、時にはすべてのフレーズをマスターするのが大変なこともありますね。わかる、わかる。でもこれからも頑張って!とてもよかったよ!

 

 

TYPICAL EXPRESSIONS IN ACTION

1.

日本語: 私も同じ立場になったことがあります。 大丈夫、(状況は)時が経つにつれてよくなりますよ。

 

ヒント: 時間が経つにつれて・時とともに

 

解答例: I've been in that boat. Don't worry, it gets better over time.

 

I've been in that boat.ができればOK。

get betterは「よくなる」。

itは状況を漠然と表しています。

over timeは「時間が経つにつれて」「時とともに」。時の経過をオーバーの超えて行くイメージになぞらえています。

 

 

2.

日本語: 気持ちはわかりますよ。彼があなたに全部するように頼むのはフェアではありません。

 

解答例: I feel you. It's not fair of him to ask you to do everything.

 

I feel youができれば合格。反射的に使えるように練習を重ねてくださいね。

ask you to doは目的語説明型。youがto以下の行為に進むようask(頼む)ということ。

 

 

3.

日本語: お気の毒に。あなたがどれだけその学校に入りたかったかわかります。

 

ヒント: (学校に)入る get into

 

解答例: That's too bad. I know how much you wanted to get into that school.

 

That's too bad.など同情の一言は反射的に言えるよう練習してください。よく使いますよ。

how much以下はwh節。「どれくらい~なのか」ということ。

 

 

ENDING

David: Sensei, did you really lose your glasses in the ocean?

 

Onishi: Yeah, that's a real story.

 

大西: 僕はあの時ずいぶん悔しかっただけど、いきなり風が吹いてくるもんだから。「人間の証明」。名作でしたね。

 

ろーざ: ねえ先生、なんでこういう時だけ格好つけるの?

 

大西: 僕は常にカッコいいでしょ?というわけで、今日はこのへんで

 

ろーざ: うん、そういうことにしとこう。

 

 

デビッド: 先生、本当に眼鏡を海になくしたの?

 

大西: ああ。さっきのは実話なんだ。僕はあの時ずいぶん悔しかっただけど、いきなり風が吹いてくるもんだから。「人間の証明」。名作でしたね。

 

ろーざ: ねえ先生、なんでこういう時だけ格好つけるの?

 

大西: 僕は常にカッコいいでしょ?というわけで、今日はこのへんで

 

ろーざ: うん、そういうことにしとこう。

 

 

「人間の証明」をご存知ない若い方のために。正確には「母さん、僕のあの帽子、どうしたんでしょうね」ですね。もともとは西條八十の詩の一説だそうですが。このフレーズ当時メディアによく流れていましたよね。