夏も終わり、また太極拳のクラスが始まった。町の教会のジムで1週間にいちど、夜 6時から7時半まで。 普段は何をしても続かない私なのに、これはもう5年目。 そのわりには進歩が無いけど、まあいいか。 結構いい運動なのです、これが。 夏の間ヨガをしていたおかげで、バランスがよくなって、キックもふらふらせずにできたので、一人満足。 型は、練習不足で、すっかり忘れたけど。


先生は83歳の中国人の夫、 ルー と50代にしか見えない白人の奥さん、ジンジャー、のカップル。 この夏、ルーは大きな手術をしたので、お稽古もお休みで、心配したけど、すっかり元気そうで一安心。 体は柔らかいし、少しやせたようだけど、とても80を越しているとは思えない。 普段からちょっとわかりにくかった英語だけど、前よりもっと 言葉はつたなくなったような。


年をとって脳溢血とかになると、母国語を忘れてしまったり、その反対に英語をすっかり忘れたりすることもあるとか。 私ならどっちがいいかなーなんて、考える。 選択の余地があるわけじゃないのに。 

今日はレイバーデーで、学校も仕事もお休み。 みんな朝寝をして、勝手におきる。私が起きてくるころには、ツレアイはもうジムにいっていないし、サイノスケはコンピューターで音楽がんがんかけながら、宿題らしきものをしている。 朝ごはんはと聞くと、もうインスタントのオートミールたべたって。 リュウザエモンを朝ごはんで釣って起こす。


ポテトとちょっとピリッとするソーセージをちいさく切ってチーズも入ったオムレツ。トースト2枚。紅茶。

その後は毎日のお手伝いの皿洗い、ごみだし、よごれもの衣料を階下の洗濯室に運ぶ。 その間にサイノスケはバスルームの掃除。 子供たちのバスだから自分でしろと。 はっきり言って、男の子の使うバスルームを掃除するのはもう勘弁して欲しい。 というわけで私は階下のバスルームだけ掃除。


私はなにを食べようか。鮭の切り身の塩をしたのがあるし、わかめとお豆腐の味噌汁でもしようか。でももうお昼に近いし、ラーメンもいいな。 と一人のたべものを考える贅沢。



わが連れ合い、見た目は典型的アメリカ人。イギリス、アイルランド、ウェールズ、その他まざった白人。でも小学校高学年から高校までインドの寄宿舎学校で過ごしたせいか、異文化にこだわらないというか、何でも食べてみるし、音楽も聞いてみる。 偏見って無いみたい。


図体ばかり大きくて、反応が遅いって、まるで牛と本人は言う。 そのとおりとこっちは思う。私の友達は よく彼忍耐続くね’というけれど、私は 夫唱婦随の大和なでしこですよ、3歩下がって歩いてんだから。 (かなり違うか という声が聞こえる。)


おすしもカレーも食べるけど、納豆は苦手。 あんこもだめ。 作ったら全部私のもの。ちょうどいいけど。

ハリポタの主人公を演じているイギリス人の俳優、なんと言う名前か忘れちゃったケド、一作ごとに男らしくなって、首の周りのあたり、ちょっとセクシーじゃない。 なんていうと、まだ16歳やそこらだろ、そういうのって犯罪だよ。 でもあの手の顔って、趣味。 


昨年冬、3年ぶりに帰国したとき、ちょうどヨンさまの来日のニュースに出会う。 それまで聞いたことも無かった人。 へーえ、韓国ドラマって人気あるんだ、と知る。 中年女性の狂喜する姿にびっくり。 でもだんだん見てるうちに、かっこいいじゃーん、ということで、やっと ”冬のソナタ”のDVD 手に入れた。 韓国語、中国語、と英語の字幕となると、英語になりますか。  私の日本の友達はハリポタとヨンさまそっくりというけど、私の趣味もやっぱりかわりばえしないわけね。


これでハングルの勉強始めましたなんてことになると、もう救いようの無いミーハー。

今年で結婚26年、結婚当時は半年もつか、一年かといわれたけど、まあ何とか26年。記念日には、今年は奇跡的に覚えていたらしく、(リュウノスケのおかげ? あの子はよく忘れっぽい父親をサポートするので) カードをくれて、食事に行こうという。私はカードに3ドルもかけるのはいや、と買わない。(ビール一杯のめるじゃないのなどとかわいくないことを思う) 


町のmicrobrewery で自家製のビールとバーべキューリブ。ああ、またダイエットは台無し。結婚してから10キロ以上ふとったモンね。 連れ合いはちょうどいいよ、まえがやせすぎてたんだって言ってくれるけど。 まあ周りが何しろふくよかな人ばかりで、目立たないし、というわけで、日本に帰る直前に、いつもあせってしまうのです。


連れ合いはあと26年一緒にいられるといいねと。 ふーん、長いなー、この先。

末っ子のリュウザエモンは高校2年生(アメリカの高校は4年)。 友達はあらゆる種類、勉強できる人、スポーツ一筋の人、やたらと人気のある子、黒人、白人、まぜこぜといろいろ。 女の子も友達いっぱい。 誕生日に呼ばれるのしょっちゅう。 やたらと声をかけられて、誘われることもあるようで、 一番ダサい誘い文句は、”どっかであったことある?”だよ、みんなそういうんだという。 それを聞いているサイノスケ、 ”そうか、今度それ使ってみよう”だって。


今日は 新学期の1日目。 いまだにカメラを持って家の前で記念撮影。 幼稚園の最初の日、学校でなきながら私の車を追いかけたのが昨日のような。 


寝る前にオヤスミといってハグしてくれるのはこの子だけ。

次男のサイノスケは、あと1年高校が残っているけど、精神的には一番独立してるみたい。 リスクを恐れないところ、変に自分に自信があるのか、よくわからない。 フラメンコギターのレッスンを受け、人前でひくことも恐れない。 舞台に出るのは苦手、裏方が性に合っているというクマゴローとは大違い。 旅行をするのも大好き。 ひどい飛行機酔いで、日本に帰ったときは14時間吐き続け、降りたら車椅子のお世話になるくせに、病気じゃないから平気だよという。一緒にいるこちらの方がまいってしまう。


去年の夏は10日ドイツヘ、学校のドイツ語の先生引率で。今年は1週間ハワイへ、数学クラブの全国大会。貝殻でできたネックレスをいっぱい買ってきた。全部自分の分。それを毎日とっかえひっかえつけている。どうせ30過ぎたらはげそうだから今のうちに楽しんでおくんだといって、髪を伸ばして。もともとのカールを伸ばしたり、ちょんまげのようにしてみたり。 


いまのところ一回目のデートばかりで後が続かず。相手は誰でもいいからまず2回目のデートにこぎつけるのが目下の宿題。 応援してるからね。

長男クマゴローがアパート暮らしをはじめた。ルームメートは3人でみんな年少(19から21)月々750ドルの家賃を4人で分ける。これまでは大学の寮に入っていたから、食事もついてたし、まあ一応安心だったけど。 今年からは、自炊。クマは自分が料理しないと、マカロニとチーズとかばっかり食べさされると不安そう。 最初の夜は、炊飯器でご飯を炊いて、チキンで焼き飯。まずは好評でみんな食べてくれたって。料理をしたらほかの人が片付けという決まりらしい。 電気代がどのくらいするのかわからないし、節約のためエアコン切ったと聞いて、びっくり。おいおいまだ日中は30度越えてるぜ。 4人のコンピューターを切ろうという気は無いくせに。


新学期には微生物学の実験のクラスの助手の仕事も始まるし、来年の医学部応募の準備もあるし。そういうことで心がいっぱいなのか、いまだにトトロ一連のアニメ大好き、スーパーマリオで弟たちと喜んで遊ぶし。お酒はいやなにおいがするし、自分のコントロールを失うかもしれないようなことはしたくもないと、飲もうともしない。 誘いをかけてくれる女の子もいるみたいだけど、ただの友達だとか。女の子はお金がかかるからデートもしないって。 いったいどこまでけちなの?結局まだ幼稚なのね。 


同じ22歳で連れ合いは私と結婚したわけで、まあそれはそれで問題ありだけど。

映画 ”Shall we dance? ”のアメリカ版の、一番の違いはラストです。あらすじもギャグもすっかり日本の原作から借りてるけど、ラストだけは、さすがアメリカ、夫婦間の絆をちゃんと認めてます。私の友達のアメリカ人は、日本の映画はどうして最後に、ワイフと踊らないんだと、すごく不思議がって、不満足そう。 そこをアメリカ版はちゃんと心得て、満足させてくれます。ジェニファーロペスの魅力も大きいかな。 ちょっとセクシーすぎるんじゃない?


リチャードギアの風貌でバラのはなをもって、タキシードで仕事場に迎えに来てくれて、その上ダンスが踊れるなんて、最高じゃない? まったく25周年の記念日を忘れてしまって、2ヶ月たってやっと思い出したという わが連れ合いとは大違い。 思い出したときはかなりあせったみたいで、笑ってしまう。 そういうことにあんまりこだわらない日本人と結婚していてよかったね。

社交ダンスの競技会やトーナメントではあらかじめ決まったコリオグラフィーを踊るわけで、それはそれで、みるのは楽しいし、腕前もわかるというもの。 でも 社交ダンスの本当の醍醐味は、決まったステップを覚えて踊るんじゃなくて、その時々のアドリブというか、意思の伝達で、踊ることだと思う。 背中の手の軽いプレッシャー、握った手で、無意識に導かれて踊る快さ。 社交ダンスは、男の人がいつもリーダー、それってすごく女性差別??つい私はリードしたくなって、、、 でも、男の人は女性の3倍うまくないと釣り合いが取れないとか。 こっちは楽だけど。


言葉を使わないコミュ二ケーション、いやー難しいです。言葉を使ったのも、得意とはいえないけど、英語を使って暮らすということはそれだけで半分、弁論会になってしまいます。


レッスンの時、先生に聞こえないように小声で”次右ターン、それからプロマナードよ。” などと言って、こそこそ踊っていたのが、懐かしい。