私の隣のオフィスのマイクは40歳くらいの無口な独身男、人見知りするタイプらしく話していても目を合わせない。 この人なぜか目立つネクタイをしている。 写真に撮らせてもらったのがこれ。 アニメのフリンストン。



そしてこれ、往年の名作、カサブランカ。



前回の一番初めの写真の手は私のではありません。 クリックして大きくしていただくとよく見えます。 私の指はどちらかというと魚肉ソーセージ風、ぷくぷくしていて短くてかわいい。 この手はクマゴロー。 ちょうどブロック(8週間ごとにテーマがかわる)試験が終わったばかりでプレッシャーがかかるとつめをかむ癖は相変わらずらしい。 痛々しいつめの周り。 子供のころはつめをかまないように、ピリ辛の液を塗ったり、手袋をはめさせたり、いろいろしたけど、どれも利かず。 今でもやっているとは。 


ツレアイも同じようにつめをかんでいます。 親子そろって、見ちゃいられない。 

家族プラスクマゴローの彼女と外食、リュウザエモンの誕生日なので彼の選択。 町のイタリアンレストランである。 まずパンが出てローストガーリック入りのオリーブオイルにつけて食べる。



そしてサラダ、ハニーマスタードドレッシングで。



メインはチキンのパルメジャーナ、ラザーニャ、ピリ辛マリナーラソーススパゲッティ。



食べきれない量の残りはお持ち帰りでまた明日食べます。

私の仕事場でもう30年来働いている弁護士のジムは予算関係の議案のエキスパートである。 今年はその人の下で働いている私。 結婚していてできのいい一人息子がいて、そして初孫が生まれて人生もう言うことはないのではと思っていたが、最近奥さんの調子がよくないと彼が仕事を抜けるようになった。 インフルエンザにしては長いなあと思っていたら、他の人の話で精神的な病気だと知る。 議会が始まって忙しくなると余計に夫に寄りかかるようになるらしい。 でもジムが小言を言うのをきいたことはない。 奥さんは先週からろくに物を食べてないらしく、今日は奥さんを医者に連れて行くといって休みを取った。


この仕事、今はそれこそ夜も日も無く働いているから、その上に配偶者の心配までとてもするような余裕は私には無い。 きついだろうなと思うが、ジムがしょっちゅうかかってくる奥さんの電話に出ていて、イラついていたり、気短になったりしたのを見たことは無い。 いつもやさしく、これから帰るからね、 とか、今**子(私のこと)がオフィスにきていて待っているからね、とかいっている。 奥さんは大学時代の同級生で学部長の娘だったんだと、何かに触れて奥さんのことを話す。 専業主婦だけど料理は苦手その上ジムは家のことをよく手伝っている様子。


対等でない夫婦の関係は結構あるものだ。 片方が精神的に強くないと支えきれないだろう。

リュウザエモンの18歳の誕生日はあと5日。 クリスマスにいろんなものをもらってもうほしいものは思いつかないという。 その代わりにクマゴローとサイノスケに帰ってきてもらって家族みんなで晩御飯を食べに行きたいんだそうだ。 早速2人の予定をきくと大丈夫。 クマゴローはガールフレンドのA子ちゃんを連れてきてもいいかと訊いてくる。 そりゃいいけどさ。 なら少しまともに家の掃除しなくっちゃ。 大変だ。


仕事帰りに見た月はほぼ満まるで、2月の寒い夜にしては明るい月だった。 



読んでいるのはあさのあつこのバッテリー。 6冊までしかないのでできるだけゆっくりと読んでいる。 ハリーポッターと共通したところのある面白さ。 中学生になったばかりの男の子たちのかわいいこと、強いこと、魅力的なこと。 野球のことは何にも知らないけど、面白い。 

タイトルにつられて期待した人、残念でした。 そんな方法あるはずが無い。 若くても年をとっていても恋をしていればみんなそうなるし、お金と暇とやる気と想像力と発想の豊かさが決め手。 3人の息子たちのバレンタインさまざま。


クマゴロー(24歳、ひとつ年上だが大学の同級生の彼女と付き合い始めて2年)”ディナーに誘ったよ、ハート型のチョコレートだとか、バラの花だとかくだらない、金の無駄。 数日あとに彼女が6品コースの夕飯を作ってくれたよ、帆立貝とか、シナモンにんじんスープとかすごいごちそう。”


サイノスケ(20歳になったばかり、大学の同級生の彼女とは1年半の付き合い)”キャンパスの図書館の前の歩道に大きなハート形をチョークで描いたんだ。真ん中に彼女の名前も。 でもとてつもなく大きいから地面に立っていたんじゃ何なのかわからない。 隣りに立つ6階建ての寮の屋上からだけちゃんとハート形と名前が見えるんだ。 チョークは15本、描くのに1時間以上かかったよ。”


リュウザエモン(あと1週間で18歳、同級生の彼女とは1年ちょっとの付き合い)”ハート形の箱に入ったチョコレート(6ドル)とビーズのブレスレット(3ドル)。朝早く行って彼女の机の上においておくつもりが忘れて、お昼休みのあとに置いたんだ。 喜んでくれたよ。 お金ないもん、高いものはかえないよ。”


ツレアイからは前脚を押すと歌って踊るぬいぐるみの犬をもらいました。 いままでの7つのぬいぐるみと一緒にクロゼットの棚に並べてあります。 すべてまだ値札がついています。


今年の7月末からツレアイは医学校へ行きます。 それもアリゾナ州メサ(フィニックスのすぐ近く)というところにあるので家から通うわけには行きません。単身通学です。 リュウザエモンが家を出て大学生活を始めるのにあわせました。 で、私は一人暮らしになるわけ。 怖いようなちょっと楽しみなような。 私は今まで、一度も一人暮らしというのをしたことがありません。 日本では大学院まで実家から通い、アメリカに来て寮のあとは結婚生活。


アメリカでも、50歳の医学生というのは珍しいようです。 でもこういうわがまま、やり直し、融通がきく社会はやっぱりいいなと思う。 日本だったら18歳のときの偏差値で決まってしまう?本人はやる気満々で張り切ってますがそばで見ている私のほうが少し疲れています。

生真面目でバカ正直のわがツレアイが45歳にしてはまってしまったのは、こういう勉強。







化学、生物学、微生物学、細胞学、有機生物学、無機生物学、物理学、などなど。 昔々大学生だったときは生物学専攻だった。でもなぜか法律学校に進み、弁護士になってしまった。 本当はこういう方面に進みたかったけど、財政面で無理だったそうだ。 何しろ、親からは大学生活に一円も援助してもらってないのだ。 そのつけが今になって現れたのか。 こういう化学系の勉強は楽しいんだそうだ。


人生半ば40過ぎになって、私の人生これでいいのか、もうやりたいことをするには時間がないとあせる、こういうのを middle age crisis という。 スポーツカーを買ったり、若い女性(男性)に走ったり、新しいホビーを始めたりとこの症状にはいろいろあるが男性に限っておこるわけではない。 美容整形にこり始めたり、仕事を変えたりすることもある。 ポジティブにもネガティブにも働くわけ。


割合といつもやりたいことをやってきた私にはこの危機はない。 私のまじめなツレアイが何を始めたかはこの次。