入院日記の途中ですが、ショックなニュースが飛び込んできていてもたってもいられず…😭

度々書いてますが、漫画家さんの訃報は何よりダメージ受けてしまいます…。


以前にも記事にしてますが、私が初めてコミックスを買ってもらい読んだのが楳図かずおのまことちゃんだったんです。


その後も大人になるまで楳図かずお先生の漫画は読みまくりました。


特にホラー作品が好きで「洗礼」「おろち」「鬼姫」…とあげたらキリがないです。



なかでもこの↑赤んぼ少女(呪いの館)は、深く印象に残ってる作品ですね…。



楳図かずお先生の書く怖いお話は、ただ怖いだけでなくどこか悲しくて…。


この年齢になって読み返してみても面白い作品ばかりです。



心よりご冥福をお祈り申し上げます…







一般病棟へ移ってだいぶ落ち着いた頃、娘らに改めて病院に運ばれてから手術をした経緯を尋ねてみました。

この頃には、私自身はくも膜下出血だというのはわかってても手術や治療についての詳しい事がまだわかってなかったんです。

主治医から詳しい説明は受けてなかったんですよ…💦



くも膜下出血と知ってからスマホを見られるようになった頃、少しだけ検索してみたんですが…
なんかね…やっぱり怖いことが色々書いてあって…。
詳しく調べるのはやめたんです。


そして…聞いたはええものの、思ってたよりもヘヴィな内容に気持ちがどーんと重くなりました💦


最初の頃に書きましたが、救急車で運ばれた当初はまだ専門医がいなくて、脳出血はしてるけどどこから出血してるか特定できてなかったんです。

…で、家族は一旦家に帰って翌日の朝に来たんですが、その時には脳外の先生が到着してて一気に深刻な事を言われたそうで…。

医師曰く、「くも膜下出血です。24時間以内に再出血したらダメだと思ってください」と。

そして私の場合、動脈瘤が破裂したのでなく
解離性脳動脈瘤で脳の血管が避けたようなかたち…で、ハッキリとした場所を特定できないと。

なので手術といっても暫定的処置…みたいな感じでハッキリと治療効果があるとは言えないみたいな事を言われたんだそうで…
私が受けた手術はコイル塞栓術ですが、脳動脈瘤のようなハッキリとしたものでなく血まめのような部分をコイルで縛るので、それが外れて流される危険性があるためステントで留める事をするのですが、それは本来のステントの使い方とは違うらしく…
手術じたいには保険がききませんと。

ちょっと意味わかりませんよね…😰

しかも相当なリスクを説明されたらしく、手術中に再出血する可能性があり、その場合はもうダメですと…。
他にも術後に目を覚さない可能性や、水頭症など数々の怖い合併症リスクを淡々とこれでもかと並べられて…
家族全員、絶望に近い状態で号泣しながら医師の説明を聞いたらしいです…。


そして術後も、「処置はうまくいきましたが、これでもう大丈夫ですとは言えません」
と、ハッキリ言われたらしく…。
今後も3日、1週間、2週間…と何度も山場があります、とも…。

医師からすると、今後何があってもいいようにリスクばかり並べるのだろうと思います。

実際に、大丈夫と思っていても事態が急変する事はあり得る。

退院後に亡くなられた方もいます。とも言われたそうやし…。

とにかくそれらを聞かされた娘ら家族は、ショックで食事も喉を通らなくて泣くしかできなかったと…。


私はそれを聞いた時には、だいぶ元気にはなってたけど…正直受け止めきれませんでした。

1番不安になったのは、出血の箇所が特定しきれず処置も確立されたものでない事。
例えば明らかに動脈瘤があり、その箇所を処置したのでもう大丈夫ですという事なら少しは安心できたけど…。

でもまぁ…
普通(?)の動脈瘤で同じコイル塞栓術や、開頭してクリップで止める手術をしたとしても、再出血の可能性がある事に変わりはないようなので…。

とりあえずは合併症も後遺症もなく退院できて、現在元気で過ごせてる事を幸運と思ってこれからを生きていかないとダメですよね。

…と思うしかないなと思ってます💦



続く









リハビリが始まったのは、ICUでの4〜5日目ぐらいだったと思います。

担当のリハビリの先生がご挨拶にみえて、最初はベッドの上で足を上げたり、手を伸ばしたりした後、起き上がってベッドから足を下ろして座るとこからでした。

私はこの時点でも、現在でも、幸いな事に麻痺などは全くなく…

とにかく寝たきりで失ってしまった体力、筋力を回復するためのリハビリでした。


しかし自分が思ってた以上に弱っており…
ベッドに足を下ろして座るだけでも身体がグラグラして、頭が重く…支えがないと5分と座ってられない状態でした。

そこから、寝てばかりではいつまでも回復しないため、ベッド上でも昼間はなるべく身体を起こすようにし、食事の時もテーブルをベッドの横に置いてもらって足をおろして座って食べるようにしてました。

それから1日1回、リハビリの先生がきて少しずつ身体を動かすのですが、入院してから1週間目ぐらいで支えなしで立った時にはあまりの身体の重さに自分でショックを受けました😨

とてもじゃないけど、以前のように歩ける気がせず…
どこにも寄りかからないで何十秒か立つだけで、めちゃくちゃ疲れました😭

それでもリハビリの先生は
「大丈夫ですよ!必ず歩いて帰れますから」
と仰ってくださり、その言葉がその後の支えになりました。



しかしこの先生はICUの間だけの担当で、一般病棟に移ってからは別の方々がつくため、ICUにいる間に担当になる理学療法士(PT)と言語聴覚士(ST))の方が挨拶をしに来てくださいました。


どちらも若い女性でしたが、STさんの方は挨拶だけでなく簡単なリハビリ…というか検査?確認?もしていかれたんですが…

これが結構しんどくて💦
この時点では、身体動かすのもしんどかったんですが、頭を使うのもそれ以上にしんどくて…😰



終わった後は本当にぐったりしてしまいました。


その後…救急病棟での約三日間は三連休の期間だったためにリハビリはなく…
連休明けに一般病棟に移ってから、本格的にリハビリが始まりました。


私のリハビリのスケジュールは、PT、ST、作業療法士(OT)、についてそれぞれだいたい30分程度をこなしてました。(基本的に平日のみ)


OTさんは若い(私よりは)男性で、ちょっとスピードワゴンの小沢に似た人でした笑
初日は点滴スタンドを押しながらゆっくりゆっくりリハビリ室まで歩いて行きましたが、またこの距離がとてつもなく遠く感じて…💦
それだけでもう既に疲れましたが😅
リハビリ室では座りながら両膝を交互に上げるのを10回ずつ、かかとを上げるの10回ずつ、足先上げて10回ずつ、両腕でラップの芯のような棒を上げ下げ…等の運動を血圧を測りつつしました。
そして握力を測ったんですけどね…
両手とも…
9.2とかしかなくてガーン
OTさんにも苦笑いされました…笑

いや…私は元々手も小さくて(看護師さんにも驚かれたくらい手も足も小さい)握力もないんですけど、それにしても無さ過ぎやろと自分でも笑うしかなかったです笑



次がPTさん。
こちらは歩く事中心にやっていきますとの事で、歩行器を使ってリハビリ室内を一周する事から始めました。
これがまた全然進まない。笑
まさによちよち歩きで…💦
でもOTさんもでしたが、PTさんも優しくて😭
しんどいですよねぇ〜と言いつつ、根気よく付き合ってくださいました。

本当にね…たった2週間寝たきりだっただけで、こんなに弱るもんかと改めてびっくりしました。
それでも私はまだ50代やし、麻痺やその他の後遺症もないから回復が早い方だと思いますが、これが高齢になってからだとめちゃくちゃ大変だろうなぁ…と。
入院前に普通に出来てた事が、全然できなくなってましたからね😥



そして最後はSTさん。
PTさんと同じく若い女性で、この方もとても優しくて親切にして頂きました。
主に高次脳機能障害や失語症、嚥下、認知についてなどの確認…ってかテストをしました。
簡単な算数の問題、記憶力のテスト、発音のテスト等です。
それらをしながら、世間話もしたり。
世間話についても、社会性の確認作業でもあったようです。
各テストの内容は、算数だと100から7を引き続けて数を答えてください…とか、記憶力だと最初に覚えた3つの言葉を最後まで覚えてるかとか…

幸いどのテストも問題なくクリアし、STさんのリハビリは3回程度で終了しましたキラキラ

ただ…高次脳機能障害や認知については、退院後に突然できない事が発覚したりもあるそうなので、若干の不安を抱えてますが…😥
今のところは問題なし!!なので、まぁ大丈夫だろうと思ってます!笑




私が入院してた期間は、三連休の週が2回連続であり…

退院の日が連休明けて1日たっての水曜日だったので、ちょっとリハビリの時間が少なくて💦(リハビリは土曜、日曜、祝日は基本的に休みなので)
でもリハビリ転院するほどではなく(てか、転院はしませんと先生に告げてましたw)

とりあえず連休中は自主練で院内を頑張って歩いてくださいね〜と言われて、歩行器を病室に置いて行ってくれました。

でもOTさんだけ、自分は休みやけど土曜日だけ代わりの人に来てもらいますと言ってくださったんですが…

この代わりの人。
私より少し年齢が上ぐらいの女性の方やったんですけど、他のセラピストの方たちと違ってめちゃくちゃスパルタでした😭

まず私の歩いてる様子みて、苦笑いで「もっと歩けるはずよ!」と言われ…
歩行器なしでリハビリ室まで行く事から始まり、いつものOTさんのメニューの3倍から5倍近くの回数をこなすよう指導されました…。
もう〜私は息も絶え絶えで笑
はぁはぁと汗をかきつつ頑張りました😅

私は元々10年近く前に椎間板ヘルニアで救急車で運ばれて以来、常に腰を庇う癖がついてて…
更には昨年の年末にまた椎間板ヘルニアで一時期歩けなくなって、足の痺れも出て、入院前にやっと治ってきたとこやったんです。

なので元々筋力不足、重いモノも持っていない、歩けてない…で、そもそもの歩き方に問題があると指摘されました。

足だけで歩こうとしてるから、身体全体が全く使えてないと。
腕が振れてないし、上半身も使えてない。
腰の痛みがない今こそ、筋肉つけないとダメよ!って言われました…。

ちょっと本当ーにしんどかったんですけど笑
でもおかげでこの1回でだいぶ歩けるようになったし、今後の自分の歩き方も意識できるようになり、とっても有意義なリハビリになりました😆


そして連休明けに、担当のOTさんにも「スパルタでしたー」と報告しつつ…笑
火曜日の最後のリハビリでは、階段の上り下りなんかを重点的に練習したりして終了しました。

この階段…
うちは三階建てで、リビングが二階、寝室が三階なので階段の練習は必須やったんです。
病院の階段を往復したりしましたが、この時点ではまだ手すりがないと無理なくらい足が重かったです💦


それでもなんとかギリギリ合格をもらい、歩く事に関しては歩行器なしでもゆっくりなら歩けるようになり…

最初のICUの担当のリハビリの先生のお言葉どおり、歩いて退院できるとこまでこれました!


セラピストの皆さまには、本当にお世話になりました🙇‍♀️
しかも、代打で来て下さったスパルタの方もリハビリ最終日の時に顔出してくださって…!
本当に感謝しかないです😭
ありがとうございました!!!




続く