ホームグラウンド W デイゲーム 2019/08/21 | ボクとハーレーダビッドソン♪と時々、釣りwww
今回のブログテーマはズバリ『ウネりパターン(勝手に命名w)』です。
自分のパターンやスタイルを確立している方やルアーの特性を熟知している方、また自分の釣った実績と理論を組み合わせる方(自分は感覚派なのですみません)には今さらと言うことを自分なりにわかりやすくお伝えしますので広大な海の心でお許しください。
まずは釣行内容の前に今回のテーマであるウネりについて説明します。雑誌やエキスパートアングラーの皆さんがよく言う船の引き波(実際には引き波とウネリでは発生原理が違うため突き詰めて言うと違いますが、海面を動かすという意味で敢えてここでは引き波=ウネりと解釈します)はチャンス!これを分かりやすいように自分なりの感覚でかなり簡潔に説明します。
エキスパートの方が言う引き波(ウネり)は本当にチャンスです。しかし始めたばかりのアングラーさんは、なかなか船の引き波(ウネり)の時にルアーを投げても釣れないって事は良くあると思います。自分の中で思い当たる事として①船に驚いて引き波(ウネり)が立っていてもシーバス自体がルアーの届くポイントを離れている。②投げているルアーがマッチしていない。③引き波(ウネり)の変化が少ない。などなど(自分が思いつく限りはこんな感じで他にもあると思いますがご容赦を)。
エキスパートの方々が言う引き波(ウネり)と言うのがこれかどうかは不明ですが(多分、違うと思いますが)、海面を動かす力と言う意味で自分が思う引き波(ウネり)は、潮の満ち引きだと思っています。同じ波を動かす力であっても船舶自体が動かす力と地球全体で動かす潮の満ち引きでは海の中で起こる変化に絶対的な差があります。なのでシーバスを始めたばかりのアングラーさんは船舶の引き波(ウネり)よりも潮の満ち引きで発生するウネりの時にこそルアーをタダ巻き(こちらは後述)で投げて欲しいと思います。この変化はアングラーが思っている以上で自分の中で潮目と同じくらい大事な釣れるファクターだと思っています。だからもう一度、しつこいくらいに書きますがウネりが発生した時ほど潮が被らないように一歩二歩下がるのではなく、前に出てキャストして欲しいと思います。なのでこのファクターは干満差の出やすい中潮〜大潮を前提とします。

 さて前置きはかなり長くなりました(笑)が本日は最近、渡船が出来ない時に通ってるWに出撃♪
ホームグラウンドなのである程度のパターンは分かっていますがやはり年々微妙に変わって(ライバルも多く、シビアに)なってきているため引き出すのに苦労します(汗)


まずは、タックルデータ
リール:17 morethan 2510PE-SH-LBD(ダブルハンドル、ノブは感度重視のためザイオンのカスタム)

ロッド:morethan BRANZINO AGS 97ML

ライン:シーガーR18 完全シーバス ステルスブラック

リーダー:シーガー グランドマックス


本日の潮位データ

エントリーはもちろんマズメ狙いの5時(日の出)になります。
雨の影響がどう転んでるか不明でしたが現場に着くと良い感じの濁りで期待大♪

まずは広範囲をサーチするため鉄板でシーバスの付き具合をチェック。
ブルピン→シルバー→チャート→グリキン→アカキンと試すもチャートに一回だけ反応があっただけであまり鉄板に対して反応が低いためシャロー帯で最近エゲツない釣果を叩き出してるVJに変更。
まずは潮に濁りが入り、夏という事もあるのでゴールド系のVJで一通り通すも反応なし。ここで基本に立ち返りベイトカラーに変更。するとタダ巻きにて数投で……………ドンッ!!!
05:30  VJ-16 マイワシ
丸呑みバイト♪
ホントVJはアタリから1テンポ遅らせてから合わせると丸呑みします♪

その後、同様に通すも反応がないためウェイトを22に変更してレンジを少し下げます。
ベイトカラーに反応したので沖堤ベイト→シャローベイトとタダ巻きにてローテするも反応ないため基本(濁りに金)に立ち返りゴールド系のローテに移行し、シャローイワシのタダ巻きにて
07:02   シャローイワシ

まぁ跳ねる跳ねるの夏らしいシーバス♪

その後、シャローベイトをタダ巻きするも反応しないためイワシゴールド(俗に言うグリキン)に変更してタダ巻きにて暫く通すと

08:51   イワシゴールド
こちらも跳ねる跳ねる活きの良いシーバス♪

この後に数投すると反応あるもワームが千切られて刺し直すのが面倒だったのでヒラメピンクに変更♪

ここから先述したウネりパターンがハマります♪
ウネりが発生している最中にタダ巻きにて数投すると

09:07  ヒラメピンク

ナイスファイター♪


時合いと思いブレード(VJだけでは芸がないのでw)に変更し、マットチャート(マットチャートゴールド)をウネりに合わせてキャストしタダ巻きにて暫く通すと

09:30  マットチャート(ブレード)
リアフックがダブルのため、まぁバレない(笑)


その後、ルアーのカラーをアカキンに変更し、ウネりに対してタダ巻きにて数投で

09:44  アカキン(ブレード)
やっぱりまだまだ居ましたねー♪
これを最後に予定があったため10時にて切り上げ♪
トータルで6本と5時間でかなり楽しめました(笑)






ここで爆釣自慢日記で終わりかと思いきやもう少しだけ書かせて頂きます(笑)なかなかの長さになってますがもう少しお付き合い下さい(汗)

さてさて重要なファクターである『ウネり』ですが実はもう一つ重要なファクターがあります。先述の中で後述すると書き、文中にもちょこちょこ出てくる『タダ巻き(タダ巻きにもスロー、ノーマル、ファストとありますが。ここではノーマルリトリーブ)』です。
さすがに駆け出しのアングラーさんでも今さらタダ巻き(ノーマルリトリーブ)かよ!基本中の基本なんだから知ってるよ!と思う方も多くいらっしゃると思います。ではちゃんと出来ていますか?と聞けば本当の意味でのタダ巻き(ノーマルリトリーブ)を出来てる人は多くないと思います。実際に今日も両サイドのアングラーさんのルアーは何を使ってるのかよりも手元に目を向けていましたがベールの回転が早かった印象です。では何故なかなか難しいのかと言うとリトリーブの速度を一定に保つと言うのは肉体的にと言うよりも精神的(特にスローリトリーブはw)にきます(笑)と言うのも人間……釣ろうと焦ったり、釣ろうと力んだり、釣れなくて若干怠くなった時(集中力が切れた時)はリトリーブが早くなる傾向にあるから(自分も)です。また少しの気の緩みでもリトリーブの速度は変わります。ただタダ巻きをマスターすればリトリーブの速度だけで自分の引きたいレンジをコントロール出来る上に、潮目の変化やストラクチャーの位置など様々な情報を得ることも出来ます。もちろん感度の良いタックルが前提なのである程度、タックルのコストは上がります(汗)またリトリーブの変化だけでもルアーのアクションを引き出す事が出来ます。自分の場合はテクニカルと言うよりも基本を忠実に守ります。テクニックと言うかルアーが仕事をしてくれるので殆どタダ巻きとストップ&ゴーくらいしかしません(笑)釣りのテクニックとしてダート、ワインド、ジャーク、トゥイッチ、リフト&フォールなど世の中にはたくさんのテクニックがあり、シーバスにスイッチ(食い気)を入れさせる方法は幾らでもあると思います。それが悪いと言うわけではなく口を使わせる方法として大事だし、むしろ有効な場面が多々あると思います。また自分で操作して釣れた時の達成感や楽しさもルアーの醍醐味の一つであります。ただその反面、ラインスラッグ(糸ふけのこと)が出るアクションはまぁまぁな頻度でフックがボディに掛かったり、フックがラインに引っかかり(自分はよく、抱くと言いますw)でストレスを感じることが多いと思います。ここで駆け出しのアングラーさんに言いますが、世の中の大体のルアーはアクションを入れなくてもタダ巻きだけでルアーがオートマチックにアクションしてくれるぐらい高性能+優秀です(敢えてアクションを入れて本来の性能を発揮するルアーは除く)。なので釣り始めの頃こそそう言ったテクニックに頼るのではなく、この基本中の基本のタダ巻きを体に染み込ませるために徹底的かつ辛抱強く行なって欲しいと思います。

タダ巻きをマスターするために必要な事は誰しもが何かしらのブログで書いているとは思いますが自分の場合は
1.まずは自分のリールの巻き取り量を把握する。これはギア比或いは自分の使っている機種をネットで調べれば一回転辺りの巻き取り量が分かると思います。概ね70半ば〜80半ばだと思います(自分のは91とまぁハイギア寄りw)。
2.リトリーブの速度を1回転/1秒を基本リトリーブとする。ただこれは感覚的な物かつリールの巻き取り量によってルアーがアクションする巻き取りが違うので一概には言えません。なのでリトリーブを一定に保つと言う意味でストレスのない自分なりの回転/秒を探したり、ベールの回転を見ながら行うというのも一つの手だと思います。大事なのは常にリトリーブを一定に保つと言うことです。
3.シングルハンドルからダブルハンドルにカスタムする。ただこれはコスト面で高くつく傾向になるので懐事情次第ですが。デメリットは、ハンドル自体が高い、自重がシングルハンドルに比べて重いためフィネスの釣りや感度を大事にしているタックルでは向かない傾向(泉さん曰く軽ければ軽いほど感度が上がるだったかな?)になります。ただシングルハンドルにはないメリットも多くあります。まず見た目が変わるためオリジナリティが出て所有欲を満たしてくれる上に市販のダブルハンドルはどれもカッコいいです。特にバサート(多分、もぉ手に入らないかな?)、リブレ辺りは文句なしです(自分はスタジオコンポジット)。またシングルハンドルに比べてハンドルの重心比率が均等なためとにかく一定速で巻くのに向いてます。
この他にもたくさんの方法があると思いますが、以上の点を踏まえた上でリトリーブの速度に注意しながら釣りをするだけでひとり勝ちも夢ではありません。現に今日、自分がしたのはタダ巻きとストップ&ゴーだけで気を付けた点はもちろんリトリーブの速度とウネりと言う変化だけです。隣で始めた人が3時間やってもノーバイトの中で確実に釣れるルアーをチョイスしたというアドバンテージはありますが自分は4本ほど上積みしているのでいかに基本が大切か実感した一日でした。


最後に長文にも関わらず読んで下さりありがとうございました。
本当に最後にしつこいようですが『基本が本当に大切』です。その基本の上にテクニックが上積みされて上達すると思いますので。この記事が目紛しく変化するルアー業界において釣果のお役に少しでも立てればと思います。