
会社を充電させる「称賛」
友達のロスは、眠りにくい日々が多くあるそうです。特に、夕方にコーヒーを飲むとき。僕は、どこでも何時でも眠れます。就寝する5分前に、好みのスターバックスのアイス・コーヒーを飲んでも、すぐに眠り落ちてしまいます。実は、就寝する直前、歯を磨いている間に、眠気をこらえないと、途中で、目が閉じてしまいます(笑)。
この原因ははっきり分かりませんでした。長い間、過剰な労働による疲労だと思い込んでいました。大学院のとき以来、平均の睡眠時間が6時間以下で、5時間に近いときも少なくありませんでした。
しかし、去年、地震後、一時的にアメリカに帰国したときに、毎晩6~7時間定期的に寝ていました。睡眠時間は、7時間が理想だそうです。健康を守るために、最低6時間が推奨されているので、ちょうどいいと思っていました。でも、何故か毎日眠さを感じていました。
東京で、多忙なサラリーマン生活を送っていた時代よりも、激しい疲労感が残る日も少なくありませんでした。気のせいかなと半信半疑でした。もしかして、心理的なストレスが原因だったのかなとも考えました。
大震災を体験した記憶が僕の体に悪影響を与えているのではとも思いました。その当時、将来の人生について不安を感じていたからです。日本に戻って、生活が一段落したあとも、疲労感が続いたので、当惑しました。原因はいったい何だろうと悩んでいました。
その悩みが、今年の5月に、勤務先の大学の定期診断を受けたときに、突然に解決されました。原因は貧血だと知らされたのです。
貧血は、家族歴があるのに、全然、思い浮かびませんでした。家族歴について考えなかったのはうかつでしたが、やっとその原因が分かったことが最高の喜びでした。
僕の場合、治療方法は、毎日、鉄分補給剤を飲むことです。あまりにも簡単で、半信半疑でしたが、処方を始めて数日間で、体調がよくなり始め、10数年も前からなかなか抜けなかった疲労が、現在、ほとんどなくなりました。その効果には本当に驚いています。
コンサルタントとして、私のような社員に頻繁に会っています。彼らは、身体的にも精神的にも、疲労がたまっています。また、将来の日本の経済に対する不安が多く、だるい感じにもなり、なかなか仕事ができない状況にあるようです。
この時期は蔓延する夏バテもあり、仕事を遂行するのが精いっぱいといった感じです。この状態を我慢するしかないと思う日本人が少なくないと思いますが、実はこのような「症状」にも容易な治療方法があります。もちろん、皆さんがおそらく考えている栄養ドリンクではありませんが(笑)。
その治療法とは、「ありがとう」という簡単な言葉なのです。このような感謝や称賛のことばは、その場で、相手を喜ばせるだけではなく、やる気を高める効果もあります。また、適切に、同僚や部下などの仕事ぶりや成果を褒めれば、それが組織によい影響を与えていきます。行動が称賛されると、遂行者はその行動を繰り返します。また褒められたいと思うからです。その上、周りの人が、その行動が褒められたのを見て、真似をする可能性もあります。
このような結果をもたらすために、「SBI 」(Situation-Behavior-Impact)というフィードバックにそって人を褒めることをお勧めします。このモデルのSが示すように、最初に称賛したい行動が行われた、situation、つまり、場面、状況を説明します。それから、そのbehavior自体を紹介します。具体的に、何を褒めているかを述べます。最後に、そのimpact(影響)を明確にします。以下の例は、同僚を褒めるためのSBIの実施の仕方ですが、上司が部下を褒めるときにも、使えます。
今朝、私が遅れたときに、訪問してきた顧客の応対をしてくれてどうもありがとうございました。とても助かりました。自己紹介をして、我々の会社概要について少し説明してくれたので、その後、私と顧客の話がスムーズに運びました。また、顧客は、我々の会社について、非常に好印象を受けたようでした。本当にありがとうございました。
このように、日々、同僚や部下を褒めれば、会社全体の雰囲気がよくなり、全社員がもっと協力していくような環境が生まれます。その結果、生産性もあがります。貧血対策としての鉄分のように、少量の「称賛」は、よく効きます。そして、身体にたくさんたまると悪影響を与えてしまう鉄分と違い、称賛の治療方法は、利用すればするほど、好影響を与え続けます。この点について、半信半疑であれば、自分で試してみてください。
私が鉄分補給剤を飲み始めたときのように、その効果に驚くでしょう。
英語塾
Frederick Irving Hertzbergは、長年、モチベーションについて研究した有名な心理学者です。彼の理論について以下にリンクされたビデオを観ながら、空欄を埋めてください。
1. People are influenced by two factors ______________ and __________________.
2. __________________ is primarily the result of hygiene factors.
3. According to Hertzberg, employees are motivated by achievement, __________________, promotion, growth, responsibility, and work.
4. One way to collect information on and address demotivators is regular performance __________________.
5. Job seekers and employees rated __________________ as the number one job satisfier in a recent survey.
<推薦図書>
本ブログの著者ジョセフ・ガブリエラと杉本有造は、両者ともにMBAの保有者であり、英語と日本語の両方でエレベーターピッチを実施する豊富な経験を有しています。くわえて、両者の経験を活かして、ビジネスパーソンに対して、仕事の現場で直ちに活用できるエレベーターピッチの技法について指導しています。エレベータースピーチのテクニックを習得したいと思われている方に、二人の共著『エレベーター・スピーチ入門~アメリカビジネスで成功するためのプレゼンテーション&自己イメージ作りの技法』を読まれることを強くお勧めします。
エレベーター・スピーチ入門/我龍社

¥1,890
Amazon.co.jp
このブログは、ジョーが執筆し、皆様にお届け致します。ジョーことジョセフ・ガブリエラは、2000年に来日したアメリカ人。格闘技ファンなら誰でも知てる、K-1ファイターのアンディー・フグ氏にそっくり!
1989年米国ペンシルベニア大学ウォートン・スクールを卒業。その後ペパーダイン大学を皮切りに、イリノイ大学、南フリダ大学を卒業。MBAを含め2つの修士号と博士号を取得しました。日米合弁IT関連企業、スイス系証券会社、米系銀行、そして日系外食企業など幅広い業界の勤務を通して様々なビジネス経験を積みました。趣味は、水泳、読書(村上春樹氏の大ファン!)、ピアノ、そして様々な国の言葉を勉強する事です。ちなみに、2年前から新たに中国語勉強に励んでいます!この記事についてのご質問、感想、また意見を歓迎します。また、共同研究者である杉本有造氏とともにコンサルティング業務も行っていますので、お気軽にご相談ください。
ジョセフ・ガブリエラ 博士/MBA
東洋大学
gabriella@toyo.jp
jjapan1802@yahoo.co.jp
「世界のどこでも働ける日本人になろう」
「アメリカ・ビジネスの最前線を切る!」
「Venture Into Japan」
杉本 有造 博士/MBA
IES全米大学連盟・東京センター
(The Institute for the International Education of Students, Tokyo)講師
gpmalibu@yahoo.co.jp
© 2013 Joseph Gabriella, Ph.D., MBA. All rights reserved. 無断複写・転載を禁じます。



