ヴィクトリアズ・シークレット、幻のアジアコレクション(ジョセフ・ガブリエラ) | Pepmalibuのブログ

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こんにちは(^-^)このブログでは、アメリカ人と日本人の2人の博士号/MBAホルダーが、世界や日本で起こっている出来事に対する多元的な見方、アメリカの最新ビジネスや最先端の情報テクノロジーなどを紹介しています。どうぞよろしくお願いします!!

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VSエンジェルが「日本の鬼」になった日?

僕が四〇代で独身であることを知ったら、毎晩インターネットのアダルトサイトを閲覧しているのではないかと疑う人もいるかもしれませんね(笑)。でも、けっしてそうではありません。そのような習慣が「破壊的な中毒」に繋がると思っているだけでなく、キリスト教信者として、そういった刺激的な画像を見てはいけないという信念をもっているからです。

そのような考えを持っている僕ですが、最近、米国有名ランジェリーブランド、ヴィクトリアズ・シークレット社(Victoria’s Secret: VS)の企業戦略を研究しています。先月、米国に里帰りしていた間に、母に、町のショッピング・モールのVS店舗を初めて案内してもらいました。そのうえ、SNSに関する研究も行っており、先日、リンクトインのユーザー・グループでVSを批判する記事についての知らせを見たときに、目がとまりました。そのリンクをクリックすると、下記に掲載している記事が現れました。

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その記事をざっと見ると、まず画像が目を引きます。モデルがとてもセクシーで魅力的です。それが第一印象でした。しばらく見続けていると、母がいうように、VSエンジェルと呼ばれるモデルはとても「細い」ことに気がつきました。でも、世界中のモデルが、このエンジェルのように原則として極めて細いとは限らないのではと考えました。しかも、そのモデルからは、他のVSエンジェルのように、虚弱で、あたかも栄養不足による「気怠い」雰囲気も感じません。むしろ、たくましい感じを受けます。僕には女子レスリング金メダリストの吉田沙保里選手に似た引き締まった体格の持ち主に見えます。吉田選手よりも少し細いだけのような印象を受けました。

記事が参照する「Racialicious」というブログ投稿者は、「VSのこの商品が、日本文化を性的な幻想におとしめた」(reduce Japanese culture to the stuff of fantasies)などと主張しVSを厳しく非難しました。Friskyという別のブログも同様の批判を行ったようです。その後、VSを支持するブログが掲載されましたが、手遅れでした。その結果、VSブランドを運営している会社が、その商品だけではなく、東アジアをテーマにしたコレクション全体の販売を中止しました。VS社は、まだ、この事件について、公式声明を発表していませんが、商品の販売の中止から判断すると、Racialiciousの批判がもたらした騒ぎを真剣に受け止めていることでしょう。

毎朝起きたらタンスからその日に着る下着を無造作に選んでいる僕ですが、過去数日間、たまたま多くのユーザー・グループ、ブログ、やオンライン記事を目にしたので、この件に興味を抱き、深く考えました。

まず、最初に思ったのは、日本人の女性がその広告を見たら、ブログを掲載したアメリカ人のように、侮辱を受けたと感じるだろうか、ということです。僕は、日本人でもないし、女性でもないので分からないですが、噂をされるようにVSが日本市場に本格参入したら、アメリカ国内と同じように白人モデルを広告宣伝に使うでしょう。実際、日本に米国のアパレルブランドが参入する場合、それが定番になっています。日系のアパレルブランドでも、日本人女性に商品を売り込む広告に白人モデルを使っているケースも少なくなりません。Racialiciousの掲載を読むと、まるでVSが日本人をバカにしている鬼のようだと主張しているようですが、僕はそう思いません。

実際、日本人の女性はどう思っているでしょうか。この点に強い関心をもったため、数人の若い女性の友達に記事を転送して、意見を聞きくことにしました。結果が楽しみです。

第二に考えたのは、SNSの影響がどれほど短時間で拡大するかということです。ほんの一人のブロガーの批判が、猛烈な勢いで世界を駆け巡り、有名アパレルブランド会社が、人気商品ライン全体の販売を中止することになってしまったのです。店舗販売と並行して、通信販売とオンライン販売を積極展開しているVSにとって、これまで圧倒的な味方だったSNSが、「鬼」つまり、敵になってしまったのが、今回の事件なのです。


Victoria's Secret 'sexy geisha' teddy disappears after criticism
By QMI AGENCY


Victoria's Secret has pulled its "Sexy Little Geisha" teddy from its website after allegations the product was racist. (Courtesy Victoria's Secret)
Lingerie giant Victoria's Secret has pulled a product from its website after being pilloried online for a garment some say was racist.
According to screen shots of the product in question posted at Huffington Post and other websites, the "Sexy Little Geisha" teddy was made of black mesh and "Eastern-inspired florals" and came with a matching removable obi belt, fan and chopsticks. It was part of the company's "Go East" collection. The product image featured South African supermodel Candice Swanepoel wearing bright red lipstick with rouged cheeks, wearing the teddy and belt and holding the fan. Her blond hair was tied in a bun with the matching chopsticks in it.
A writer on the blog Racialicious says the product goes further than simply reducing the culture it's aping to the stuff of fantasies.
"When a company takes it one step further by developing a story about how the clothes can offer a sort of escape using explicit sexualized and exploitive language, it takes the whole thing to another level," guest contributor Nina Jacinto says. "It's a troubling attempt to sidestep authentic representation and humanization of a culture and opt instead for racialized fetishizing against Asian women."
A writer at The Frisky agreed.
"Considering the complicated history of geishas, re-purposing the 'look' for a major corporation to sell as role-playing lingerie seems a bit tasteless."
Victoria's Secret has not issued a statement in response to the criticism, but the product has disappeared from its website and the product URL takes viewers straight to the company's home page. Links for the entire Go East product line also lead straight to the company's home page.

<推薦図書>
本ブログの著者ジョセフ・ガブリエラと杉本有造は、両者ともにMBAの保有者であり、英語と日本語の両方でエレベーターピッチを実施する豊富な経験を有しています。くわえて、両者の経験を活かして、ビジネスパーソンに対して、仕事の現場で直ちに活用できるエレベーターピッチの技法について指導しています。エレベータースピーチのテクニックを習得したいと思われている方に、二人の共著『エレベーター・スピーチ入門~アメリカビジネスで成功するためのプレゼンテーション&自己イメージ作りの技法』を読まれることを強くお勧めします。

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このブログは、ジョーが執筆し、皆様にお届け致します。ジョーことジョセフ・ガブリエラは、2000年に来日したアメリカ人。格闘技ファンなら誰でも知てる、K-1ファイターのアンディー・フグ氏にそっくり!

1989年米国ペンシルベニア大学ウォートン・スクールを卒業。その後ペパーダイン大学を皮切りに、イリノイ大学、南フリダ大学を卒業。MBAを含め2つの修士号と博士号を取得しました。日米合弁IT関連企業、スイス系証券会社、米系銀行、そして日系外食企業など幅広い業界の勤務を通して様々なビジネス経験を積みました。趣味は、水泳、読書(村上春樹氏の大ファン!)、ピアノ、そして様々な国の言葉を勉強する事です。ちなみに、2年前から新たに中国語勉強に励んでいます!この記事についてのご質問、感想、また意見を歓迎します。また、共同研究者である杉本有造氏とともにコンサルティング業務も行っていますので、お気軽にご相談ください。




ジョセフ・ガブリエラ  博士/MBA
東洋大学
gabriella@toyo.jp
jjapan1802@yahoo.co.jp

「世界のどこでも働ける日本人になろう」

「アメリカ・ビジネスの最前線を切る!」

「Venture Into Japan」

杉本 有造  博士/MBA
IES全米大学連盟・東京センター
(The Institute for the International Education of Students, Tokyo)講師
gpmalibu@yahoo.co.jp

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