訳あって、先日入手したモニターを手放す事になり、セールという事もあって改めて上位機種のこちらを購入した。
私的にはリフレッシュレートの違いと、一部機能の違い程度であり、画質そのものはさほど変わらないだろう、と思っていたのであるが、正直電源をつけて一発目でうわ、これは奇麗、と思ったほど。
横に2枚並べて比べた訳ではないので、ひょっとしたらほとんど同じなのかも知れないが、それでも個人的にはこちらの上位機種の方が明らかにそう思えたものだ。もちろん、値段が高いからと言うのもあるだろうけども、それでも前述のように、単にリフレッシュレートの違いだけだと思っていたので、見た瞬間にこれは買って良かった、と思ったものだ。
そして、こちらはもちろんUSB-B端子が付いているので、ケーブルを使用すればPC上から画質調整が可能だ。まあ、すでに何度も触れたように、MSIのモニターは画質調整項目がかなり限定されているので、これが大手他社と比べて明らかなマイナス点だった。まあ、その分価格が安いモデルとかあったりもするのだけれども、これがMSIを避ける点となっていたのは間違いない。また、以前使用していた量子ドットモデルは、ASUSと比べて明らかに色味に癖があるのも難だった。
しかし、こちらは初期のPREMIUMデフォルトのままでも十分奇麗であり、色味の癖もない。有機ELなので輝度はどうしても落ちるものの、液晶と比べて劣るのはそのぐらいだろう。なので、PREMIUMモードで、若干輝度とコントラストを調整した程度で、十分自分好みの色合いになった。
黒の表現は、言うまでもなく液晶に対する圧倒的なアドバンテージだ。特に、最近グラディウスオリジンコレクションや、SteamとSwitchで発売されたナイトストライカーなどの黒を基調とするゲームが発売されたため、早速その利点を最大限に発揮してくれている。
有機ELと量子ドットモニターは、最近ではASUSからも発売されているし、また量子ドットでない有機ELであれば、他社からもっと安く購入する事が出来る。しかし、すでにLGのテレビを所有している私からすると、いくら有機ELであっても、やはり量子ドットの色鮮やかさがなければ最大限に機能を発揮できない。そういう意味からしても、現在期間限定で4万円引きで購入出来るこちらのモデルは、かなりお買い得と言っては良いのではないかと思う。