アーケードスティックのお話・その54 Brook Wingman XE2 | ONCE IN A LIFETIME

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フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

相変わらず国内を独走するNintendo Switchであるが、アケコンを必要とするゲームが多数なのにも関わらず、そのラインナップが非常に弱いという欠点がある。HORIのアケコンは相変わらず2017年に発売したRAP.Vのみだし、当然他社のアケコンも大したものはない。

 

そのアケコン不足を解決してくれるのが、台湾の雄であるBrookである。初期の製品群は遅延が酷くて使い物にならなかったのだが、3年ほど前からリリースされているWingmanシリーズからは劇的に遅延が解消され、余程のコアゲーマーでもないかぎりはそれで十分な代物となっている。

 

当然、Switch用のも2020年にリリースされているのであるが、ちょうど1年前にSwitchとPS3.PS4対応の新型が発売されていた。以前のものはすでにアプデが停止されているという事もあり、せっかくなのでその新型を買ってみた。

 

当然かも知れないが、幸いにも手持ちのアケコンはほとんどが対応していた。PS5用のファイティングスティックαは最初は反応してくれなかったものの、PCに設定したら普通に対応してくれたので、余程マイナーなアケコンでもない限りは大丈夫なはずである。遅延に関してはしっかりとは検証はしていないものの、比較的遅延が少ないとされる「怒首領蜂大往生」や、「怒首領蜂・大復活」、「斑鳩」などで試してみた際も、ほぼRAPVと変わりない操作感覚であったので、まあ間違いなく太鼓判を押せる出来ではないかと思われる。

 

なので、これさえあればSwitchの弱点とも言えるアケコン不足を解消出来るのであるが、ひとつ重大な欠点が存在する。それは有機ELモデルには対応していない事である。Xでも指摘している人が何人か居たのであるが、残念ながらこちらの現行モデルでも非対応のようである。まあ、アケコン使用イコールモニター使用が前提だし、そうなるとストレージの容量以外は両モデルでも全く変わらないのであるが、有機ELモデルのみを所有している人は要注意だ。