マレーシア・東南アジア旅行記・その30 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

2023年10月5日

 

予定通り朝早くからKLセントラルへと出発。駅では特別な待合室があり、そこでチケットを通してしばらく待った後、駅員を先導にしてまるで修学旅行のように皆で揃って地下のホームへと向かっていった。日本の特急車両とは異なり、椅子が回転しないので座席の半分は進行方向と逆になるのであるが、私は運良く進行方向への席を予約する事が出来ていた。

 

そして実に4時間20分ほどの鉄道の旅となったのだが、最初こそテンション高かったものの、位置的に景色が見えづらく、しかも見えたとしても延々と森が見えるだけという極めて退屈なものだった。一応、売店などもあったものの大したものは売ってないし、トイレは奇麗なものの異様に待たされるしで、正直最後の方は完全に飽き飽きしていた。飛行機と比べての利点はネットが使えるぐらいであるが、当然電波が悪い場所も多いし、正直もうこれで十分だな、と思ったものだ。

 

それでも無事にバターワース駅に着いた時はまだテンションも高く、さらにマレーシアでは初の船、フェリーと言うのもそれに拍車をかけた。あいにく乗船まで30分待たされたものの、フェリーからの景色はなかなか爽快であり、しかも香港やマカオとは異なりデッキにも出れたので、わずか10分程度の乗船ながら結構楽しめたものだった。

 

しかし、下船したら非日常空間も終わり。マレー鉄道とフェリーに乗る事が目的だったので、要はそれ以上ペナンでやる事もないのである。一応、そこでしか楽しめないアクティビティもあるにはあるのであるが、別にリゾート目的でもない自分はそこまでやる気も移動する気もないし、うだるような暑さもあって一気にテンションが落ちてしまったものだった。

 

仕方ないので、まずは前回も訪れたランドマークであるコムタへと向かう事にした。一応、徒歩で行けない事もなかったのであるが、あまりの暑さしかも車内の寒さ対策でジーパンを履いてきてしまったので、とても歩く気にもならず結局Grabを呼ぶ事にした。ペナン島は鉄道がないので、結局最後までGrabに頼る事となる。

 

しばらくコムタのKFCやマックに滞在した後、予約していたホテルまで歩いて向かった。Macallumという名前のホテルを予約したのであるが、1泊7000円程ながらキッチンや洗濯機までついているという、サービスアパートメント並の豪華なホテルだった。スタッフの対応も素晴らしく、やる事もないのでそこでしばらく夕食の時間まで堪能していった。