ゲーミングモニター・ギガクリスタ4K/160Hzモデルを語る。 | ONCE IN A LIFETIME

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フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

私が参考にしているPCサイトのひとつである「ちもろぐ」さんが、アイ・オー・データのWQHDモニターを絶賛していたので、その姉妹機である4K版を購入した。現在、Amazonで87000円ほどで売られているのであるが、私がすでに所有していたLGのモデルも大体そのぐらいで購入したので、価格的には最低限のクオリティを保っている4Kモニターの平均値と行った所であろう。逆に言えば、それ未満の価格帯はどこかしら劣っている、と言う事である。

 


具体的なレビューや仕様はサイトを見ていただける方が早いのでここでは割愛するが、やはり絶賛されているだけあってその仕様には大満足である。LGのNanoIPSもかなりの高画質なのであるが、このギガクリスタも負けず劣らず素晴らしい画質である。LGは画質こそ完璧なものの、スタンドや入力切替に不満があったものだが、当然このギガクリスタではいずれも文句なし、前者はスイベルもピボットも装備、後者は当然自動で認識してくれる。

 

デザインは比較的オーソドックスなものの、ベゼルレスで下部にロゴがあるというのもシンプルでかっこいいと思うし、電源LEDも分かりやすくて良い。反面、正面からは全く見えない背後のイルミネーションは全く意味がなく、あえて部屋を暗くしても正面からは全く見えないので、この点だけはいささか残念だ。

 


そして、海外メーカーでは当たり前となった十字キーによる調整機能は相変わらず搭載されていないものの、その欠点を補って余りある必殺のリモコンが同梱されている。BenQのXL2546K同梱のコントローラーも確かにやりやすいものの、さすがに無線のリモコンの使い勝手に比べたら比ではない。映像機器にも対応しているというので、普通に動画鑑賞だけでも使えるというまさに万能なモニターだ。

 

そしてHDMI2.1対応でもあるので、当然PS5やXSXSの120Hzにも対応している。入力遅延に関するデータはないものの、元々アイ・オー・データのモニターは入力遅延が非常に優れており、姉妹機であるWQHDモデルも60Hzで3msほどだと言う。16ms未満であればほぼ体感は不可能であるとは言え、優れている事に越した事はない。

 

また、超解像と言う機能もあり、まあいわゆるシャープネスなのであるが、このおかげでHDが最高のSwitchにおいても、かなり締まった映像でプレイ出来るのも大きな利点だ。私はPS5・Steamメインのユーザーではあるものの、それでも任天堂ゲーム以外でも、未だSwitchでしかプレイ出来ないゲームも数多いので、手放せないものである。

 

これまではずっと24.5インチをメインとしてきたのと、LGのモニターは画質が最高な代わりに機能面が今一つだった事もあって、PCでは27インチの4Kモニターの使用は視野に入れていなかった。しかし、このギガクリスタのあまりの使い勝手の良さ、そして遂に4Kでのデュアルモニター環境を手に入れた事もあって、改めてPCでの4Kモニターの使い勝手の良さを実感している所である。

 

ゲーミングモニターと言えばやはり海外勢、特にBenQやASUSと言った台湾勢が強く、当然レビュー数も圧倒的に多いので、得てして自然とそちらを選んでしまいがちになる。私も、最初に買ったゲーミングモニターこそギガクリスタのコンソール向け75Hzだったものの、それ以降はレビュワーの影響もあってほとんどBenQかASUSから選んでしまっていた。しかし、これほどまでの製品を目の当たりにしては、本当これまでアイ・オー・データをスルーして申し訳ない、と言わざるを得ない。WQHDモデルも含め、どのゲーミングモニターにするか迷っているのであれば、まず一押しはこのギガクリスタだ。絶対に後悔しないだけのものはある。