マレーシア・東南アジア旅行記・その25 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

2023年10月2日

 

思ったより広い敷地内であったが、当然お目当てはインスタ映えするという天井のある建物である。これは、先ほどの私の好きなユーチューバーも動画にしていたので、すぐにたどり着く事が出来た。入口からは靴を脱いで上に階段であがっていくのであるが、さすがに現物を目の当たりにした時は感動したものである。この手の歴史的建造物など特に興味もない自分でさえ感動するのだから、まずほぼ間違いなく誰が来てもそうなるだろう。

 

インスタ映えするのも間違いないな、とも思ったが、正直こんな素晴らしい場所をそんな陳腐な単語で表現してしまうのも失礼なのではないか、とすら思ったものだ。それぐらい素晴らしい光景なので、バンコクに来た際には是非とも寄ってほしい。しかし、そんなインスタ映えなんて言葉が生まれるイコール、バンコクに来る観光客であれば誰もが知る所となるはずだから、案の定これまで見た事がないレベルの日本人観光客と出くわしてしまった。

 

何で同じタイミングでこんなわらわら湧いてくるのか本当不思議であったが、当然交流する気などはさらさらないので、ひたすら避けるようにスルーしていった。しばらく経つと、これまた何故か同時に一気に消えていったのだが、まあイコールツアーという事だったのだろう。確かにGrabでもインストールしていない限り、個人で来るには難易度が高い場所であるから、それもやむなしかも知れないが、海外に来てまで日本人と集団行動するのは、さすがに自分の性格では無理だな、と思ったものである。それをしなければ行けないぐらいなら、正直最初から行かない方がマシだ。

 

まあそれはさておき、連中が消えた後は大分見やすくなったので、その後も結構な時間そこに滞在していた。それぐらい、離れるのを惜しむぐらいに美しい場所だったのである。しかし、ずっと居る訳にも行かないので、下に降りて少し回った後、再びGrabを呼んで今度はワット・アルンへと向かっていった。

 

ここは夕日時に来るのがベストらしいが、そこまで時間調整もする気もないので、すぐに向かっていった。しかし、こちらは比較的アクセスも良いせいか、ワット・パクナムとは比較にならないぐらいに観光客が多く、特に国慶節で来た中国人観光客で埋め尽くされていた。当然情緒も何もないので、一気に回ってすぐに後にした。次のワット・ポーには、そこからフェリーで渡っていくのが最も近道なのだが、そんな余裕もないぐらいに埋め尽くされていたので、仕方なくGrabで遠回りしていった。