マレーシア・東南アジア旅行記・その22 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

2023年10月1日

 

しばらく部屋で休んだ後は、真っ先に念願のカオサンロードへと向かう事に決めた。まだ夕方だったので賑やかになる前なのだが、長年の夢が叶うとなると居てもたっても居られなかったのだ。しかし、ご存じのようにカオサンは不便な場所に位置しているので、車以外で行くのはかなり時間がかかる。なので、Grabしか選択肢がなかったのであるが、実はマレーシアでiPhoneとAndroidでログインとログアウトを繰り返していたら、クレカの登録が出来なくなってしまっていたのだ。

 

2個のスマホで同時ログインが不可能なのが原因なのであるが、という訳でもしタイに来てもGrabが使えなかったら行動範囲は大幅に狭まってしまう。その場合はもう最悪現金払いか、タクシーで行くしかないのであるが、国が変わったせいか無事にクレカを登録する事が出来たのだ。

 

そして、早速準備をしたのであるが、バンコクは渋滞が激しいと聞いていたし、さらにいくらバンコクとは言ってもGrabはそれなりに運賃もかかってしまう。しかし、タイではマレーシアではなかった選択肢がひとつあった。それはずばりグラブバイク、読んで字の如くオートバイ版のGrabであった。

 

これはかなり安く、200円ぐらいで行く事が出来た。不安もあったが、距離は4キロ程度あったもののほぼ一直線だったし、なんとかなるかと思って呼んでみた。で、後ろに乗せてもらっていったのであるが、なんとノーヘル、しかもバイクに乗らない私は2人乗りの仕方も分からず、よってシート下を掴む事すら知らなかったので、ひたすらライダーにしがみつくしかなかった。

 

YouTubeを見れば分かるが、タイではすり抜けが当たり前、しかも車が引いた所では軽く60キロ以上出すし、それでいて大き目のバックパックも背負っている事から、乗っている最中は本当に怖かったものだ。もうここで振り落とされたら確実にここで死ぬな、と思いながら乗っていたが、かろうじて無事カオサンまでたどり着き、何故かライダーとグータッチして別れを告げた。

 

そして目にしたのは、遂に長年の念願であった「バックパッカーの聖地だった」カオサンロードだった。さすがにまだ人はまばらだったものの、さすがに長年の夢が叶っただけあって、感動もひとしおだった。そして、まず調べた事は、トイレのありかだ。入ってすぐの所にあるマクドナルドの奥に早速有料トイレを見つけたのであるが、あいにくメンテ中で入れなかった。