2023年10月1日
最初はSIAM駅で降りて行ったのだが、MBKまでは案外遠く、SIAMセンターの中を数分歩いてようやくたどり着く事が出来た。中はかなり広かったが、お目当てのお店があるフロアはほぼ全てがスマホとPC関連で埋め尽くされており、他国でもこれほどまでの規模は見た事がないほどのものだった。
ただ、自分のような慎重派の人間は滅多にスマホを落としたりもしないし、一応iPhone12ProMaxのカメラがダメになった事はあった事はあったのであるが、それははっきりと自転車の振動が原因であったし、つまりは自然故障や落下による事故などはこれまでは一度足りともなかったのである。
なので、これほどまでに修理屋が並んでいても、それだけで利益が出ているのかはなはだ不思議ではあるのだが、歩いていくうちに遂にそのユーチューバーが頼ったお店が見つかり、さらに動画で見た店員さんもちょうどいた。さすがに仕事の邪魔になると思い、話しかける事はなかったものの、単なる一般人を見てこんなに感動したのは初めてだったかも知れない。
また、このフロアには明らかにタイ人ではないっぽい店員も多く、実際外国人観光客も多いため、英語はかなり通じると言って良い。実際、そのユーチューバーを担当した方も英語はペラペラであり、外国人専門のお店でもないにも関わらず、これほどまでに流暢に話せているのは普通に凄いと思ったものだ。
そうこうしているうちに14時を回ったので、駅に戻りホテルへと向かった。幸いホテルは難なく見つかったのであるが、近代的なモールとは対照的に、そのあたりはいかにも東南アジアという雰囲気だったので、逆に安心したものである。ホテルはすぐに見つかり、チェックインも難なく済ませたのだが、レセプショニストのお姉さんからして非常に感じが良く、この時点でもう安心したものである。
建物はホテルというよりホステルであり、ほとんどの部屋がドミトリーなのだが、私はたまたま運が良かったのか個室を予約する事が出来た。写真で見るよりも若干古めかしい感じはしたものの、部屋は非常に快適であり、ここに来てようやく完全に一人になれた事が本当に爽快だったものである。
ただ、あとで知った事なのだが、タイのホテルは部屋さえ空いていれば、チェックイン時間前でも済ませられる事があるらしい。この日はSIAMに着いたのが13時半ぐらいだったので、その時点ですでにチェックイン出来ていたかも知れないのだ。なので、身軽になってから回れば良かった、と後々になって後悔したものである。