2023年9月26日
海外でカプセルホテルに泊まるのはこれで2回目なのであるが、見た目はいわゆるカプセルという感じではなく、カーテンで完全に仕切られたドミトリー風カプセルのような感じだった。ただ、木造の部屋はなかなか居心地が良く、最低限のテーブルやコンセントも用意されていたので、常に青白い光にやられていた台湾のそれよりかは遥かに快適だった。
夜になって夕食を求めに近場のホーカーズへと向かったのであるが、前述のようにこの辺りは住宅街であるため、観光客としては若干不便な感じであった。一応、周りに何件もレストランやマッサージ店などもあるにはあるのであるが、物価を考えたらなかなか行く気持ちになれず、という訳で安さを求めてラッフルズ・プレイス側のホーカーズへと向かっていった。
一応、そこに行く前にシンガポール随一の繁華街と言われるオーチャード通りにも行ったのであるが、なんの変哲もない都会であり、さらにショッピングに興味のない自分にとっては特に楽しめるものもなかった。
そしてラッフルズ・プレイスに戻り、少し迷いながらもホーカーズへと到着した。さすがにシンガポール随一だけあって、中は非常に大きく、様々な種類のお店が並んでいた。ここに来ればほとんどの料理はカバー出来そうな感じであったが、それだけにどれにすればいいのかなかなか決められず、結局タイ料理屋でパイナップル炒飯を頼んでいった。価格も全体的に安く、5ドルもあれば何かしら食える感じだった。
その後は夜景を見に、再びマーライオン公園へと向かう。さすがに奇麗であったものの、やはり前にも触れたように、すでに数えきれないほど香港の夜景を堪能してきた私にとって、それほどの感動はなかった。なので、数分滞在しただけでホテルへ直行していった。
その時点ですっかりシンガポールへの興味を無くしていた私は、別の便を予約してとっとと帰ろうかと思ったのだが、せっかく来たのと、これが最後かも知れないという思いから、我慢して3泊する事にした。
2023年9月27日
ここのホテルはカプセルながら朝食も出るので、物価の高いシンガポールとしてはとてもありがたかった。そこに行くと、昨夜居たおじいさんが居たので、色々教えてもらったり話をした。話をしてみるとローカルな人であり、シンガポールの歴史や英語、そして建国の父であるリー・クワン・ユーの事などを色々教えてもらった。さすがに現在のシンガポールの礎を築いた偉人だけあって、国民は今でも尊敬しているようだ。
とりあえずラッフルズ・プレイスはもういいかなと思ったので、ひとまずチャイナタウンへと向かっていった。目の前すぐにショッピングセンターがあるので、そこに行ったのだがさすがに内部はきらびやかなシンガポールという感じではなく、いかにも中華圏のローカルデパートみたいな雰囲気だったので、逆に安心したものである。また、ここのマッサージは相場よりもかなり安いのであるが、あまりにも店舗数が多すぎ、かつ客引きがうざすぎ、なので、結局ここでは1度も受ける事はなかった。
その地上には、中華街のホーカーズがあったものの、結局ここでも目ぼしいものが見当たらず、近くのマクドナルドへ行き久々のクォーターパウンダーを頼んだ。香港とは異なり、意外にもシンガポールのマックは大したメニューもなく、特に行く価値もないのであるが、外は異様に暑いし、そこで小休止していった。一応、その前にメインストリートも歩いたものの、こちらはあまりにも小奇麗すぎてなんの面白みもなく、適当に回っただけでそこを後にしていった。
結局、そこでも特に得るものは何もなかった私は、すぐにホテルへ戻り小休止していった。