マレーシア・東南アジア旅行記・その9 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

2023年9月24日

 

KLにも香港のようにオープントップバスがあるのであるが、実はこれまでどこの都市においても一度も乗った事はなかった。いかにも観光客向けという感じであり、私の性格的にどうしても無理だったのである。特に、香港などは交通機関が非常に発達しているし、本当にMTRとバスでどこにでも行ける、という感じだったから、尚更だった。

 

しかし、香港ほど発達してはいないKLにおいては、それだけで全てを網羅するのは難しい。不可能ではないのだが、どうしても必要以上に時間を食ってしまうためだ。そのせいもあって、昨年はまだまだ回り切れていない場所も多かった。なので、旅行中はお金を余計に払ってもいいから回れる所は回れるべき、という事をそれで学んだ私は、今回は割り切ってそれに乗る事にした。

 

チケットは24時間有効と、48時間有効の2種類があり、有効期限内であればいくらでも、どこからでも乗り放題というのが最大の特徴だ。つまり、観光としてだけではなく、普通に日常の足としても使えるのである。前者は約2000円、後者は2900円ほどであり、一度乗ったらまた乗りたくなるだろう、と思った私は後者を選択していった。

 

最初の乗り場はちょうどブキ・ビンタンのスンガイワンプラザの目の前にあるので、アクセスは抜群だ。朝マックを食べた後に向かったのだが、あいにくの日曜日という事もあって、席はほぼ満席だったのだが、かろうじて屋根なしの部分に座る事が出来た。最初は知らずのうちにシティールートへと乗っていたのであるが、2階席から見る展望は素晴らしく、そして改めてKLが自分の思っている以上の大都会である事にようやく気付く事が出来た。

 




しかし、1ルートだけでも1時間半を費やすのと、最後までノンストップで乗っていた事もあって、最後の方は飽きて疲れてしまった。また、最後にはアロー通り近くまで回っていくのであるが、最後のストップがなんとマンションから徒歩1分の場所であった。もちろん、ここから乗った所でスンガイワンプラザに行くだけなのであるが、まさかこんな狭い道をあんなバスが通るとは夢にも思わなかったものである。

 

降りた後は、再び昨日訪れたベジーマーケットへと向かった。今回は中華風のラーメンを食べたのであるが、これも非常に美味しかったものだ。もちろん、華人の女性は最初はおそらく普通話ではない中国語で話しかけてきたのであるが、英語に切り替えたら即あちらも切り替えてくれ、しかも大変に流暢だった。英語力ではさすがにシンガポールの方が上だと思っていたが、全くひけを取らないレベルだった。まさにマレーシア華人の語学力恐るべしである。