マレーシア・東南アジアリアルタイム旅行記・その6 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

ホストのAさんは華人の方であったが、まず驚いたのは非常に英語が堪能な事であった。もちろんマレーシアでは広く英語が通用し、これまでもほぼ英語で困る事は皆無なのであったのだが、実は華人とまともに会話した事がなかったのだ。彼らの多くは中国語方言を母語としているので、英語は話せるにしてもネイティブやシンガポール華人ほどまでは堪能ではないだろう、というイメージを持っていた。

 

なので、あまりにもネイティブ並みの流暢な英語で話してきたので、まずそれに追いついていくのが大変だった。いくらこの前言った台湾のように言語障壁がないとは言っても、ここまで速く話されるとこちらも焦ってしまうものである。そして案内された部屋は非常に奇麗であり、長期間過ごすには何の問題もなく、牢獄のような部屋での生活を強いられた過去2回の経験を考えたら、まさに地獄から天国に来たような気持だった。なので、特に香港、重慶大厦のような部屋に泊まると、「こんな部屋に1週間も泊まるのか」と鬱になってしまうものであるのだが、今回はそのような気持ちには一切ならなかった。

 

すでに現地時刻で23時前、つまり起床してすでに20時間近く経っていたのですぐにシャワーを浴びて寝る準備をした。しかし、無事にマレーシアに到着したら当然次はシンガポール行きの準備をしなければならない。なので、深夜2時ぐらい前にスクートやブッキングドットコムのサイトで検索をして、やっと眠りにつく事が出来た。

 

2023年9月22日

 

昨年KLに来た際、パビリオンからKLCCへの直通歩道を一回も渡る事がなかった、そもそもその時点では存在すら知らなかったので、まずはそこへ向かう事に決めた。すでに11時を回っていたので、朝メニューは終わっていたのであるが、交差点の目の前にあるマクドナルドで、現地オリジナルのスパイシーダブルチーズバーガーと、ドリンクはミロを注文した。

 

これは前回来た時もあったメニューなのであるが、スパイシーソースとの相性がなかなかよく、今回も楽しみにしていた。そして、もうひとつのお目当てがミロである。マレーシアは世界最大のミロの消費地という事であり、至る所でミロを売っているのであるが、マックやKFCも例外ではなく、セットメニューでミロを頼めるのだ。当然、こんな国は滅多にない訳であり、いつもなら海外では大抵コーラを頼む私も、今回はミロを頼んだ。





パビリオンからKLCCへの道はたやすく見つけられたのだが、やはり前回のリトル・インディア街近くのホテルに泊まった時と比べると、なんとも多種多様な民族がいるものだ、と実感させられた。たまに海外のユーチューバーたちが、KLをNYC in Southeast Asiaなどと呼称したりしているが、決して誇張ではないと思う。

 

空中歩道の先は、コンベンションセンターへと繋がっているのであるが、最初はそこがKLCCへの抜け道だとは気付かず、余計な時間を食ってしまった。その入口へ入ると、ちょうど前回行かなかった水族館があったので、魚に全く興味がないのにも関わらず、わざわざ2000円ほどの入場料をネットで払って見に行った。案の定、魚を見た所で何も思う事はなかったのであるが、解説や案内がほぼ英語だったので、やはり英語がほぼ公用語レベルというのは強みだなと思ったものである。