マレーシア旅行記・その33 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

1Fを歩いていくと、大きめのフードコートが見つかり、トースト類などを売っているお店に行くと大体7SDだったので、これなら買えると思った私はそこで玉子のトーストとコーヒーを注文した。ここは有人カウンターだったので、初めて注文時にリアルシンガポーリアンの方と会話したのであるが、当然ながらとても流暢であり、そのスピードにも圧倒されたものである。

 

それに加えて愛想も良かった。香港では見知らぬ人に笑顔を見せてはいけない文化なので、接客業とは言えどポーカーフェイスが普通なのであるが、こちらでは笑顔がばっちりだったので、文化の違いというのを実感した。しかし、注文の品はあいにくの10分待ちだと言うので、先にコーヒーを貰ってひたすら待っていた。

 

目の前にスタッフらしき集団がいたのだが、彼らは普通話で話しているようだった。なかなか出来上がらず、しかもどうやって出来上がりを伝えてくれるのか分からなかった私は、一度カウンターに行ったものの、あと5分とか言われたので、再び席へと戻った。しばらくすると、先ほどの店員の方が手を上げてくれたので、ようやくピックアップとなった。

 

さすがにそれだけで4時間は持たせられないので、再び色々回ったあと、今度は別のお店でホットコーヒーだけ頼んで、またしばらく時間を潰していった。そしてゲート開放の時間となったが、行きで学んだように中にはトイレがないので、当然済ませてから手続きをした。もちろん、ペットボトルも空にして、である。

 

そして搭乗、この時はまだ日本入国が不自由であったので、さすがに乗客はまばらであったのだが、私の横は2席とも埋まっていた。ただ、真ん中辺りは大分空いていたようなので、許可を貰って移動した人たちもいたようである。私の前の席の人も途中から移ったので、リクライニングの心配がないのは良かったものだ。

 

しかし、深夜便であるにも関わらず全く眠れない。帰りも7時間弱はあるので、十分寝れる時間ではあるのだが、眠気があったにも関わらず全く眠れなかった。1時間弱ぐらい寝た感じはあったが、朝6時ぐらいになると朝食のサービスが開始されたので、注文していた私は嫌でも起きておかなくてはならなかった。帰りはさすがに正しいメニューであり、ようやくツナのフォッカチャを堪能出来たものである。