マレーシア旅行記・その30 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

そのペナン島にそびえたつタワーはコムタと言い、ちょうどKFCもあったのでそこでいつものメニューを食してから展望台へと向かった。ここでもKLOOKを使うと割引されるので、そのQRコードを見せてから上に向かっていったのであるが、65階へ着くと同時に、いきなり空間に閉じ込められてコムタの歴史のビデオを見せられた。

 

なんの説明もなしだったのでかなり焦ったが、終わると目の前のスクリーンが開き、同時に左への扉も開いたので、ようやく景色を堪能する事が出来た。ここでもマカオタワーのように、命綱をつけて外周をあるくスカイウォークなるものも体験でき、そしてちょうど5人ぐらいの集団が参加している最中でもあったのだが、とてもではないが真似出来るようなものではなかった。

 


見晴らしはかなり良く、風景の違いはあれどKLタワーよりかは綺麗な感じだった。ペナン島は非常に小さい島でありながら、マレーシア第2の都市であるというのは不思議な感覚を覚えたものだが、香港やシンガポール、そしてジブラルタルのように、半島に隣接している小島というのは植民地化かつ発展させやすいのかな、と思ったものだ。




68階は屋根無しの展望台であり、そしてここにもKLタワーのようなガラス張りのスペースがあった。ここでは並ぶ必要はなかったとは言え、それでもかなり怖い。そこでしばらく展望を楽しんでいる間、1830を過ぎたので下に戻り、Grabを呼んで空港へと戻った。乗車した時は1850分ぐらいだと思うが、行きは30分で来れたので十分間に合うと思いきや、到着予定時刻が1950分ほどとなっている。地図を見るとかなりの部分が渋滞を示す赤であり、実際全然進まなかった。

 

出発時刻が40分ほどずれ込み、搭乗時刻は1955分、当然オンラインチェックインは済んでいるし、ターミナルも非常に小さい空港だから、5分前に到着しても十分間に合うのだけれども、それでももし間に合わなかったら…とこの時はかなり焦ったものである。まあ、仮に逃してもホテルに泊まればいいか、と思ったのだが、それでも金銭的にはかなりの負担だ。Grabの予定到着時刻はかなり正確に出るので、それが搭乗時間を超えない限りは大丈夫であったのだが、それでもこの時はかなり焦ったものである。

 

しかし、そんな不安は杞憂に終わり、1948分ほどで無事に到着。急いで中に入り、荷物検査を済ませるとまだゲートは開いていない。しばらく指定された場所で待っていたのだが、掲示板に表示されている便は予定のと違う。慌ててスタッフに尋ねると、別のゲートに変更と言われ、急いでそこへと走っていった。無事にそこでも間に合ったものの、なんと搭乗どころか飛行機そのものが着いていない。結局、搭乗した時にはすでに21時を回っており、7分前どころか20時を過ぎても十分間に合ったのである。