マレーシア旅行記・その26 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

モスク内へ入ると、すぐに声をかけられた。その中には、入り口にいたドラクエのきめんどうしみたいな風貌の男性も居たのであるが、私が日本人と分かると片言の日本語で色々話しかけてきた。そこで、日本語と英語を交えて色々説明してくれたのであるが、途中、この湖はジンコーだと言ってきた。

 

いきなりジンコーと言われても意味が分からなかったので、しばらく考えたら「Artificial」の人工である事に気付いた。だったら最初からそう言ってくれよ、と思ったものだが、まあ普通の日本人がそんな単語は知るよしもないので、まあ仕方ないのかな、と納得せざるを得なかった。

 

その後、背の高い男性からも、頼んでも居ないのにしばらく説明と案内をして頂いたのであるが、なんと彼は日本の藤沢に数ヶ月間住んでいた事があったと言う。しばらく話を聞いてみると、パンデミック前はかなりの日本人ツアー客が訪れていたとのこと。確かに、そんな日本人相手だと英語が通用しないので、そう言う人を求めて人材を募集していたのだろう、と実感した。

 

しかし、当然この2年半もの間はそれも途絶えていてしまったので、暇を持て余してそうだった。だからこそ、久々の日本人である私の訪問は嬉しかったに違いない。また、当然会話はずっと英語だったものの、正直若干訛りが強かったのと、専門用語も多く、また正直モスクやイスラム教に興味がある訳でもないので、ずっと聞き続けていたのは若干苦痛だった。




ただ、既出の通りマレー人は穏やかな人が多く、その方も同様にホスピタリティに溢れていたので、つまらないとは思いつつも心地よい瞬間でもあったものだ。大体20分ぐらい説明や撮影をしてもらったのち、別れて外に出た。

 

その後、モスクの外でしばらく風景を堪能していった。そして、「地球の歩き方」によると、この辺にはフードコートがあるとの事であったが、実際はしょぼい軽食が売っているだけだったので、すぐにGrabを使って帰った。そのまますぐにKLセントラルへと帰っていったのだが、この時はホテルへ戻る事なく、駅のKFCで遅い昼食を済ませていった。当然、お気に入りのチージーと、ミロである。

 

そのあとはどうしようかな、と悩んだが、なんとなくまた中華料理を求めてチャイナタウンへと足を運んだものの、案の定目ぼしいものがなかったので、再びブキビンタンのThe Tropical Spaへと向かっていった。