マレーシア旅行記・その21 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

このマッサージはトータルで130リンギットであったのだが、実は税別だったのでトータル137.8とかになったかと思う。それでも2時間で4400円程度なのだから、日本人的感覚で言えばかなり安い。最近、日本でも格安マッサージ店が増えているものの、さすがにこの価格で2時間、しかもアロマは不可能だ。

 



そして、この時の担当は恰幅の良いおばさまだった。香港だとマッサージ師は広東語と、片言の日本語のみという事が多いのであるが、さすがにこちらはマッサージ師でも英語が十分通用する。まずは当然足からだったが、足ツボに関してはどの人も大差はない、というのが正直な感想だった。もちろん、高いレベルで、という意味である。

 

そして、2階へ登りいよいよ着替えてアロマである。なんとなく普通のボディマッサージよりもソフトな印象であったが、全くそんな事はなく、ひたすら激痛に耐えていくのみだった。まあ、私は肩こりが酷いので、そのぐらいやってくれなければ効果はないのかも知れないが、やられている最中はひたすら苦痛だった。関節を極められる感覚に近いものがあり、何度も参ったしようかと思ったものだ。

 

しかし、終わってみれば満足、他にもマッサージ店はあったのだが、価格と利便性から帰国までここにしか通う事はなかった。この後は当然アロー通りで夕食である。まあ、ほとんどお気に入りの屋台でしか買う事はなかったのだが、ここで私は禁断のスイカジュースを買ってしまう。

 

もちろん、その場でスイカをミキサーにかけて、というやつであり、極めて天然である。これだけならまだしも、その後油物まで口にしてしまう。どう考えても食べ合わせが良い訳はなく、案の定その後かなりもたれたものだった。

 




翌4日、さすがに市内ではやる事がなくなってきた私は、まずは一番近場の有名観光地であろう「バトゥ洞窟」へと向かう事にした。KLセントラルから約10キロ、しかも終着駅から徒歩5分と、難易度的にはかなり低い場所なのであるが、そこへ向かうための路線である「KTMコミューター」が大問題。

 

こちらはLRTやMRTなどの地下鉄系路線とは異なり、時刻表通りの出発となるのであるが、とにかく本数が少なく、1時間に1本とかもザラなのだ。当然、時間帯によっては帰りの電車までにそれだけ待つ可能性すらある。という訳で、ここは本数に余裕がある午前中に出発する事にしていった。

 

しかし、この時に私は大失態を犯してしまう。前日の組み合わせが悪かったのにも関わらず、朝食にファミマでサンドイッチ2個、かつミロまで飲んでしまうのだ。