マレーシア旅行記・その19 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

その後、また行く所がなくなったので、飯も兼ねてブキビンタンへと向かった。今回はスンガイプラザという、LOT10の反対側にあるローカルなショッピングモールへと向かったのだが、ここは華人が多く、ちょっとローカルな香港のデパート、と言う感じの場所だった。ただ、ワンフロアがだだっ広く、とても全部を見て回る気力はなかった。GFにアキバのコーナーがあったので、ちょっと覗いてみると色々なアニメグッズが売っていた。

 

個人的にはそそられる事もなかったのだが、マレーシアでもこのような文化が広まっているとは思わなかったので、素直に嬉しかったものである。自分がこの分野にも詳しければ話が弾んだかも知れないが、そうでもないので特に会話する事などはなかった。

 



10月3日頃になると疲れもピークとなってきたので、この辺りでゆっくり休もう、という気分だった。もちろん1日中ホテルに居る訳にもいかないので、溜まってきた洗濯物を洗う事にした。香港では重慶大厦のGFに洗濯屋があるので、溜まってきたら何も考えずにお願いしていたが、今回はコインランドリーのみである。名前の通り、コインを必要とするので、外資に慣れていない外国人旅行客にとっては使いづらいイメージがあるものだ。

 

現に、アメリカではクォーターダラー、つまり25セントコインしか受け付けていなかった。もちろん、両替機もあるのであるが、当然1ダラー札のみである。まあ、アメリカでは1ダラー札というのはかなり重宝するので、常に手元にあったのだが、他の国ではまた別の話だ。

 

そこで、これより前に使い方をチェックしに行っていたのであるが、コインではなく、現金でトークンをまとめて買う仕組みとなっていた。1トークン1リンギットなので、それを自販機で買えばいいだけの話である。洗剤も初めから洗濯機の中に含まれているので、思ったより簡単であったのだが、問題はトークンを自動で選択出来ない事である。

 

つまり、20リンギット札しかない場合は、それを入れた場合に自動的に20トークン出てきてしまう、という訳である。洗濯機と乾燥機で最低でも14リンギットは必要なのだが、当然残りの6トークンは無駄になってしまう。現地の人たちならともかく、こちらは1度しか使わないであろう旅行者である。

 

運良く、うまい具合にお札がバラけていたので、1トークンだけ余るように使う事が出来た。一応、10日分の衣類は持ってきたのであるが、いくら南国とは言ってもこれだけの量を持ってくると大した量となってしまう。しかし、ここで使い方を学んだおかげで、もし次回来るとなれば半分に減らせる訳である。