マックで一休みした後、おすすめマッサージ店のひとつである「良心(リャンシン)」というお店がすぐ近く、というので、すぐにそこまで向かっていったのであるが、もうひとつブキビンタンの名物である屋台通りの「ジャラン・アロー」があるというので、場所を確認した後はそこへと向かっていった。
ただ、まだ18時ぐらいで外も明るく、人もまばらであったので先にマッサージを受ける事にした。マレーシアは香港と同じく1FがGFのUK式なので、日本でいう2Fにそのお店は存在する。香港でもよくある、エレベーターを開けたらいきなり店内、というやつである。つまり、エレベーターに乗ったら入店確定、後戻り不可能という若干プレッシャーがかかるやつだ。
案の定、いきなり出迎えられたので、メニューを見せてください、と尋ねる。まあ、当然ネットで調べてはいたのであるが、無難に足ツボとボディの90分メニュー、150リンギットを選択した。約4800円ほどなので、最近よくある日本の格安マッサージ店と比べてもそんな変わりない、つまりは現地感覚で言えばかなり高い部類に入る。
店内はかなり広く、スタッフはほぼ華人オンリーといった感じであったが、かなり綺麗な英語を話し、接客も丁寧だった。もちろん、香港のマッサージでも英語は通じるのだが、こちらの方がさらに流暢、自然という感じであり、本当に「通じる」と言う感覚を強く得たものである。もちろん、マッサージのおば様も英語を話したので、少しだけたわいのない会話をしていった。
ただ、足ツボはかなり気持ちよかったものの、全身はさすがに中国式らしく思いっきり体重をかけられ、言葉に出来ないほどの痛みを覚えたものだ。まあ、香港でもそうだったので、久々に本場を味わえたと言えばそれまでだが、日本だとリクエストしない限りここまで強くはしないのが基本なので、外国に来たな、と実感したものである。
そして、当然ボディではうつ伏せになるのであるが、なんとベッドに穴が開いてないのである。当然、息が出来なかったので、「I can't breath!」と言って身体をずらさせてもらったのだが、さすがにこんな事は初めてだったので、結局ここに来るのは最初で最後となった。
そして、そのままジャランアローに戻った所、さすがに18時頃とは異なり活気に溢れていた。ただ、思ったよりも立ち食いの屋台がなかったので、あまり多くは買えなかった。それでも、一応揚げ物中心の屋台はあったので、そこから揚げたバナナやじゃがいもなどを買っていった。前者を食べたのはおそらく生まれて初めてだったのであるが、なんて事はない、本当にバナナを揚げただけの代物だった。
その時点で21時を回っていたのであるが、前にも触れたように夜のチャイナタウンは様相が変わる、というので、そこから再び寄ろうかと思ったのだが、あまりも雰囲気が良かったので、結局最後までそこにいて、ホテルへと帰っていった。そこから帰るとなると、2017年に出来たMRTに乗り、パサール・スニ駅でケラナ線に乗り換えるのが一番楽で早いのであるが、まだそこまで頭が回らなかったので、わざわざモノレールに乗って帰っていった。