マレーシア旅行記・その11 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

海外だと自転車が使えず、どうしても歩く機会が多くなるので、それまでの疲労もあり一旦ホテルで昼寝をする事にした。香港に居る時も大体こんな感じだったのだが、それは次第にここでは変えていく事となる。部屋へ戻って昼寝をしていると、清掃の方が入ってきて部屋をモップがけまでしてくれて綺麗にしてくれていた。内装はガッカリだったものの、汚れや匂いは皆無に等しかったし、この清潔感で私の心も大分晴れたものである。

 

その後向かった先は、早速のKLいちの繁華街、ブキビンタンだ。地図を見るとモノレールで行けるようになっており、つまりはホテルからすぐに乗れるという事である。日本で跨座式モノレールに乗ったのは東京モノレールと、そして今は亡き向ヶ丘遊園のモノレールのこの2つだけである。近場では一応多摩モノレールとかもあったりするが、基本まず乗る機会はないので、これに関しては来る前から楽しみにしていた。

 

しかし、2003年開業とある割にはやけに古めかしく、汚い。しかも、ホームドアも存在こそすれ一切可動していない。内装は綺麗であったが、当然スピードもあまり出ないし、揺れも激しい。さらに、ルート的に大回りをするため、ブキビンタンへは直線距離の割には結構時間がかかってしまうのだ。確かにホテルからはすぐに乗れるのであるが、数回乗っただけで乗らなくなってしまった。

 


駅から降りると、目の前にはLOT10という伊勢丹が入ったビルが見えたので、そこに向かうとドンキがあったので入ってみた。中はもちろん日本そのまま、初日からいきなり日本のものに囲まれる事はなかった、という感じでもあったのだが、店内はなかなか繁盛、特にホテル周辺では皆無だった華人らが沢山いたので、ようやく多民族国家という実感が湧いてきたものだった。

 



しかし、長時間のフライトの疲れが残っていたせいかどうにも疲労感が酷く、しばらく休みたかったので交差点の目の前にあったマックでマックカフェを購入し、しばらく休んでマッサージ店を検索していった。因みに、当然マックにはトイレもあるのであるが、レシートを見るとパスワードが印刷されていた。トイレに行ってみると、確かにロックナンバーがあったので、なるほどこういう手もあるのか、と感心したものだ。

 


「地球の歩き方」にもあったように、トイレはショッピングセンターに行くのが基本なのであるが、有料の所も多い、とも記されていた。確かに、LOT10などは2リンギット、つまりは60円以上は取られたし、という訳で最初のうちはトイレに行かないようになるべく水分を取らないようにしていたものである。ただ、KLセントラルのNUセントラルは無料だったし、ブキビンタンのパビリオンも無料、またトイレのある駅も多かったので、それらが判明してからは大分街歩きも気楽になったものである。少なくとも香港よりかはずっと気楽だった。