マレーシア旅行記・その1 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

かねてよりの念願だったマレーシアに足を運んできた。とりあえずそのきっかけなどは省くとして、成田発のフライトが朝10時と早かったので、どうしても成田に一泊せざるを得なくなった。

 

過去に2回ほど早朝のフライトは経験があるものの、実はエアポートホテルは2キロ以上離れている所が多く、いくらシャトルバスが運行しているとは言ってもなかなか使いづらいのだ。それでも以前は香港やアメリカへのインターンだったりと、それなりに大イベントだったからまだいいとはして、今回は単なる旅行である。その程度にわざわざホテルを…と言う訳なのであるが、ここ7年早朝フライトを使用しなかった間に成田には便利なものが出来ていた。そう、ナインアワーズと言うカプセルホテルである。


この系列は他店舗では2000円とかで泊まれるらしいが、この成田に限っては6000円と言う、カプセルホテルとしては詐欺のような価格である。まあ、土地柄そうせざるを得ないのは当然なのであるが、それでも高い。ただ、空港ホテルに泊まらない限りそれ以外の選択肢は存在しないので、今回は素直にそれに従う事にした。

 

このナインアワーズは第2ターミナル駅の改札を右に向かった所にあるのだが、空港側に行けばすぐにセブンイレブンがあるので、立地的には最高である。今回、3年ぶりの海外旅行となったのであるが、2015年以降の香港旅行は全て羽田発なので、成田発というのは2017年の台北旅行以来である。つまり成田発に関しては5年ぶりなのであるが、セブンイレブンやファミマなども空港価格になっていた。

 

羽田のセブンイレブンでは通常価格だった気がするので、最後の砦だと思っていたコンビニまでもが、と思ったものだがまあ仕方がないだろう。チェックイン前に夕食を求めに行ったが、当然と言うべきか殆どの店がシャッターが閉まったままであり、やっていたのはマックだけだった。現在、日本の店舗は一部30店舗のみ高価格となっているが、成田はそれに輪をかけて高かった。さすがにクーポンの価格はそのままであるが、モバイルオーダーが停止されていたので止むを得ず並んで買った。閉店間際だったので、オーダーが一気に入るのを防ぐために止めていたのだろう。

 

因みに、価格以外は空港店舗だろうがそう変わる部分はない。当然、クルーの英語対応自体は可能なようであったが、それでも別に極端に流暢という訳でもないようである。ただ、外国人と接したいのであればこれ以上の立地はないだろう。

 

そこで食した後、ようやくチェックインへと向かった。「受付の態度が素晴らしい」とレビューにあったが、日本人的感覚であれば突出して素晴らしい訳でもなかった。まあ、客が偉いという概念がゼロな世界からしたらそう思うのであろう。


そして、これが人生初のカプセルホテルなのであったが、実際に泊まってみるといびきなどが壁を突き抜けてきたりはするものの、個人的にはとても快適だった。チェックイン後に注意事項を渡されるのであるが、「迷惑行為をしたら退出してもらう」とあるのに、インド系言語を話す客は普通に電話をしていた。英語版の注意事項はないのであろうか。少し立腹したので文句言ってやろうかと思ったが、自分が迷惑行為をして追放されるのも嫌なので終わるまで耐えた。