昨日のNIntendoDirectにおいて、Switch版のレイディアントシルバーガンが突如として発表され、そしてすぐさまDL販売が開始された。これは往年のファンにとっては晴天の霹靂とも言えたが、発売からすでに24年、最近のゲーマーたち、特に今は2Dシューティングがマニアックなジャンルなだけあって名前すら聞いた事のない人がほとんどかも知れない。
まあファンにとっては今更語るまでもないが、「レイディアントシルバーガン」と言えば、シューティングゲーム黄金期を彩ったゲームの集大成と言ったゲームであり、それこそ世紀末を飾るに相応しい、20世紀最高のゲームのひとつと言うに相応しい作品である。発売当時はすでにドリームキャストが発表されており、セガサターン市場は末期を迎えていたのだが、それだけに出荷本数が極めて少なく、翌年ぐらいにはすでにプレミア化していたかと思う。
私は発売当時の雑誌の記事において、なんだか凄そうなゲームというイメージこそ抱いたものの、ゲーセンで手をつけなかった事もあってすぐに買う事はなかった。3年後、過去のシューティングを収集し始めたのであるが、時すでに遅し、その時点で秋葉原においては14800円もの価格で売られているほどであった。
ただ、傑作には違いないものの、確実に人を選ぶゲームだけあってその当時は金さえ出せばまだ入手可能な時代であり、私もそれからしばらくしてようやく地元で1万円で購入出来たものである。最初はなかなか上手くいかなかったものの、秋葉原で同人の攻略ビデオを購入してからはそれこそ鬼のようにハマり、1ヶ月毎日狂ったようにプレイしていったものである。あまりにも面白すぎたおかげで、その後他のゲームにハマれなくなってしまったほどだったからよっぽどのことだった。
しかし、当時はプレイできたハードは当然セガサターンのみ。先を見越してハードオフなどで程度の良い本体を確保したりはしていったものの、さすがにPS2がメインとなっていた世の中においてSSを常時置いておくのはしんどくなってきた頃でもあった。そして、PS3、Xbox360の時代となり、テレビもHD化かつHDMIが当たり前になっていくと、さすがにSSは片付けざるを得なくなり、当然シルバーガンをプレイする機会も失ってしまったのである。
そんな時、2008年春突如Xbox360に斑鳩が移植。当然、シルバーガンの移植も熱望されたが、トレジャー側はSSゲームの移植の困難さという理由から移植はしない、の一点張り。一時はマイクロソフト直々に移植をお願いしたとの噂も出たほどであるが、とうとうその熱意が届いたか2011年9月、遂にXbox360にて発売開始がされた。当時、360はシューティングが非常に強く、シューター御用達のハードとなっていたが、遂に本命の登場である。そして、ストリートファイターIVのメインハードになった事もあってか、アケコン選びにも困ることはなかった。まさにアーケードゲーマーのためのハードと言えたのである。
こちらはOneにも後方互換が実現され、当然XSXSにおいてもプレイ出来るのであるが、日本の普及台数の少なさもありプレイする人は限られていた。だからこそ余計にXboxの価値があったとも言えるのであるが、遂にここにきてシルバーガン史上初のナンバーワン普及台数ハードへの移植である。内容は画質がフルHDになった以外は360版のベタ移植であり、遅延も支障はないレベルであるが、何故か現時点でBGMがフェードアウトする、ショットのSEがやたらと大きいなどのバグがある。
当然あり得ない不具合であり、メーカーもすぐさま謝罪かつアプデでの対応を告知してくれたのだが、この移植を機に是非ともシルバーガンの世界に触れてくれる人が増える事を願う。
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