そんな戦国エースにハマっていた当時、地元の駅前に存在した床屋が閉店した後、少しの間だけゲーセンが入っていた事があった。非常に小さなスペースだったので、筐体も大して置いては居なかったのであるが、その時に私は歴史的なゲームをプレイする機会を得たのだ。そのゲームとは、ナムコ黄金時代の傑作「リブルラブル」である。
すでに発売から9年経っていただけあって、さすがの新宿においてでさえも一度も見かける事は出来なかった。そんな幻のゲームをプレイする機会を、まさか地元で得る事が出来たのだ。まあ、さすがにそこからハマる事はなかったので、1度だけのプレイで終わってしまったのだけれども、1度きりの機会ながら今なお鮮明に覚えている出来事である。
そして、同じゲーセンにて「ぷよぷよ」も初めてプレイした。ぶっちゃけ連鎖とか良く分からなかったので、その時点では面白味が理解出来なかったのであるが、それをきっかけとしてMD版を購入し、ようやく理解出来た私は一気にハマったものである。しかし、さすがにテトリスほどはやり込まず、割とすぐに飽きてしまったものである。
その頃は案外レトロゲームづいており、拠点としていた小田急相模原駅前の「コンピューターランド」においても、今でいう2in1筐体が縦横2台ずつ設置してあり、ここで「ゼビウス」や「ファンタジーゾーン」をプレイしたものである。後者を初めてプレイしたのはここだったと思うが、実は家庭用版も一度もプレイした事がなかったので、初めてプレイしたのはアーケード版が初だった。
のち、PCE版を購入したのであるが、ノーマルショットの連射が非常に強く、武器を買わずとも案外クリア出来てしまったため、ここでも面白味は完全には理解出来なかった。と言う訳で、私がようやくファンタジーゾーンの魅力に気付いたのは、セガサターン版を買ってからの事だった。
そして、縦画面の方には「出たな‼ツインビー」が入っていた事もあった。さすがに初クリア時よりかは上手くなっており、ここで1周クリア時の最高点である189万点を出す事が出来た。まあ、上手い人であれば220万が最低ラインなので、全然大した事はないのであるが、それでもベルをある程度とっていかないとここまでの点数にはならないのである。
さらに、この時期であったかと思うが、ある古本屋にて「ゲームセンターあらし」をかなりの巻数買う事が出来た。私がコロコロコミックを読んでいた頃に最終回を迎えてしまったので、当然まともに読むのは初めてである。しかし、初期は割とまともにゲームをプレイしていたのだが、次第に荒唐無稽になっていき、ほとんどゲームとは関係ない漫画となっていたのには正直唖然としてしまったものである。