アーケードゲームを愛す・その31 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

以前も触れたが、「出たな‼ツインビー」は、2面まではたやすくプレイ出来る分、面白味が感じられなかった。3面以降まではそれなりに面白くなっていくのであるが、そこまで行くのが前述の理由により苦痛、かつ3面から一気に難しくなる事もあり、大抵の人たちはそこで止めてしまうのだ。

 

しかし、音楽やキャラクター性には惹かれるものがあったので、どうしても中途半端で終わりたくはなかった。1992年1月、キングレコードからゼクセクスと同時にビデオが発売され、もちろん私も買ったのでエンディング自体はもう見てはいたのであるが、それでもどうしても自力で1周したかったのだ。

 

そんなある日、「今日こそは絶対に1周クリアする」と言う決意を抱きながら、本厚木のゲームプラザへと足を運んだ。いきなり調子が良く、当日初プレイで7面まで行くことが出来たと思うのだが、終盤の弾を超連射してくるカブトムシみたいな敵にあえなく撃沈してしまった。さすがに心砕かれたが、それでもめげずにプレイし、129万点というロースコアながらがようやくワンコイン1周を達成したのだ。

 

このゲームは私がまだゲーマーになりたての頃からプレイしていたゲームだったので、自身の上達を実感した事もあり非常に感動したものである。その流れでゼクセクスも1周を目指していったのであるが、これは出たなツインビーとは対照的に、どこで達成したのかほとんど覚えていない。

 

因みに、上級者は2周目の事もあって、最初からしっぽバリアで行くのだが、私も最初はそれに倣っていったものである。しかし、当然自機は裸なので、被弾すれば即死である。それで、諦めて赤バリアで行ったのだが、それが功を奏したか無事に1周クリアする事が出来た。また、なかなか家庭用の完全移植と言うのはプレイする事が出来なかったが、2年前に遂にアケアカでリリースされたので、ようやく長年の夢がかなったものである。

 

そして、同じく本厚木のアルファルファでは、ナイトストライカーと並行して、1941もプレイしていた。こちらは当時の私としてはかなり順調に行き、わずか6回目のプレイでワンコインクリアを達成する事が出来た。もちろん、自己最短記録である。最近、ようやくアーケードスタジアムでプレイする事が出来るようになったが、Steamならともかく、家庭用では若干の操作遅延を感じるので、当時のようには上手くはいかないものだ。