初代ストリートファイターについて語る。 | ONCE IN A LIFETIME

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フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

初代ストリートファイターは、1987年にリリースされたゲームである。つまり、ストIIとはおおよそ4年の開きがあるので、それが出た頃はすでに過去のゲームとなっていたのだが、あまりのストII人気による相乗効果により、それなりのゲーセンで見かける事が出来たのだ。

 

もちろん、それらのほとんどが後期の6ボタン仕様によるテーブル版であったのだが、地元に一台だけ初期の大型センサーボタン付きのアップライト筐体ものがあったので、運良くそれでもプレイする事が出来た。もちろん、そちらの方が面白いのであるが、実際は必殺技が出せないとほぼ勝ち抜けないゲーム性である。もちろん、必殺技コマンドはストIIと共通なので、出し方は分かっていたのであるが、ストIIと比べると猛烈に出しづらかったのだ。

 

ただ、それでもアップライト版ではコツを掴めたら出す事は出来たのだが、テーブル版は全く出ず、正直10回に1度出れば良いというレベルだったのである。これは長らくテーブル版のみの仕様と思われてきたのだが、最近公開された岡本吉起氏の動画にてようやく真実を知る事が出来た。

 

 

つまり、これは圧力センサーボタンの仕様により、「ボタンを離した時」のみにしか受付判定がなされなかったという事である。という訳で、岡本氏のアドバイスの通りに「一瞬だけ」ボタンを押すようにアニコレ版で試した所、さすがにストII並とはいかないが、それでも面白いように出す事が出来た。

 

この仕様はゲーメストでも解明される事はなかったので、実に30年以上もの月日を経て真実を知る事が出来た訳である。初代ストIは、昇龍拳をひたすら出し続ければクリア出来るゲーム性であったので、これを知っていればワンコインクリアまで到達出来たかもしれない。