ドラクエIVが発売された頃、アスキーからアスキースティックL5という、片手操作が出来るコントローラーが発売された。ググってもらえればああなるほど、と言った形状なのであるが、この頃はまだRPGに凝っていた事もあって衝動買いしてしまったのだ。なかなか使えるが、連射装置がないのでメッセージの早送りには適さなかったものだった。
そして、私が最後まで買う事がなかったのがファミコン用のアケコンだった。ハドソンスティックを愛用していた事もあったにせよ、と言う訳でグラディウスシリーズですら頑なにジョイカードでプレイするのみだった。そんな私が最後の最後に購入したのが、カプコンがSFC版ストIIと同時に発売したCPSファイターである。
当時からしても非常に微妙な出来であり、見てくれでもう地雷と分かったので買う事はなかったのだが、数年後になってかなり格安で売っていたのを発見し、そしてそこで初めてファミコンにも対応している事を知って即買いした。もちろん、操作性やボタンなどは及第点以下とは言え、ファミコンで初めてアケコン的なものを入手する事ができたのだ。連射装置もついていたので、このおかげでスターソルジャーなどを新鮮な気持ちでプレイ出来たものである。
以上が私が購入してきた大体の周辺機器であったのだが、人の家でプレイしたものと言えばまずはファミリーベーシックだ。当時のハドソンの本などによく簡単なプログラムや、それらが記録されたカセットテープが付属していたものである。当然、所有していた人も小学生だったので、どのように遊んでいたのかは不明だ。まあ容量が非常に限られていたので、ゲーム自体もシンプルなものばかりだろう。
そして、バンダイが発売していた「ファミリートレーナー」である。床にマットを置いて足でプレイしていくというものであるが、かなり反応が悪く、当然踏む音が響き渡るためにアパートなどではとても使えなかっただろう。その後、DDRが大ブームを迎える事となるとコンセプトは間違っていなかったのだろうが、いかんせん時代を先取りしすぎ、スペックも足らなかった。