アーケードアーカイブスを愛す・その9 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

バンナムの中の人の「Switchは仕様上必ず遅延が生じる」のツイート以来、Switchのゲームは必ず遅延が起きる、のが半ば定説となっている感すらあるが、実はそんな事もない。事実、「斑鳩」や「エスプレイド」などはほぼ遅延を感じずにプレイ出来る。なので、遅延の原因はマシンパワーや、元となる基板の性能などに委ねられるのかも知れない。

 

YouTubeの検証によると、ゲーミングモニターとHORIのRAPV2017を使用したPS4版グラディウスの遅延はアーケード版と同等の2.5フレームだと言う。確かに、操作感覚はアーケード版そのものであり、まるで遅延は感じられない。それに対し、Switch版グラディウスは若干の遅延を感じる。こちらはPS4版よりも1.5フレームほど遅れているらしく、なので、PS4版をプレイした後などでは明らかな遅延を体感する事が出来る。

 

ただ、合計4フレーム程度であれば、まだ許容範囲であり、ゲーミングモニターとRAPの組み合わせ、かつPS4版未プレイであれば、さほど違和感はなくプレイ出来る範疇だと思う。グラディウスIIもしかりである。グラIIに関しては、現在の所シリーズ中最も違和感なくプレイでき、一番PS4版と比べて遜色ないレベルだと思う。沙羅曼蛇はPS4版よりも大きいが、こちらもギリ許容範囲ではあるだろう。

 

しかし、擁護の出来ないレベルなのがグラIIIである。こちらは特別思い入れのあるゲームなので、両方同日に購入したのであるが、Switch版はゲームにならないほど酷かった。検証によると6フレームとの事である。対するPS4版は、アーケード版と同等の3フレームなので、こちらはPS4版一択である。そして、最近発売されたナムコのゲームも全般的に遅延が酷く、特に「ゼビウス」の遅延の酷さはTwitterでも大分騒がれたものだ。

 

そして、もちろんPS4の方が遥かにアケコンの種類も豊富なため、アケコンが最大限に活きるアケアカはまさにPS4向けとも言える。という訳で、いかにSwitchの方が「完全版」がプレイ出来るとは言っても、快適なプレイ環境を選択するとなるとやはりPS4一択となるのだ。

 

また、これも繰り返しとなるが、遅延が話題になると必ず環境のせいにする人間が現れるのももはや恒例である。仮にもしそれまで他のゲームを何の問題もなくプレイしていたとなれば、もちろんそれは環境のせいではない。そして、さらに言えば初代グラディウスが発売された2015年当時とは異なり、現在のゲーミングモニターやアケコンは遥かに進歩しており、それらに起因する遅延はもはや皆無といっても良い。という訳で、何でもかんでも環境のせいにするというのはナンセンスと言って良いだろう。