前回のように、アケアカNEOGEOメインの時代は正直不満が募ってしまった訳であるが、それでもたまにリリースされる本家はそこそこのラインナップだった。まずは移植不毛のタイトルとされた「サンダークロス」だろう。コナミ横シュー黄金期の一作であるが、さすがに栄光のグラディウスシリーズと比べると格落ちする佳作レベルという事もあってか、これまで一環として家庭用に移植される事はなかった。
一応、同じくハムスターが一時期リリースされていた悪名高き「俺たちゲーセン族」なるものがPS2で発売されており、その中の一作がこの「サンダークロス」であったのだが、ネットの情報を見る限りでは不具合が非常に多く、ラインナップの中でも特に最悪だったと言われている。なので、まともな家庭用としては実質このアケアカ版が初となるのだ。
もちろん出来は極めて良く、入力遅延も皆無。ただ、肝心のゲーム性が今プレイすると飽きやすい感じであるので、最後まではプレイはしていない。一度、ゲーセンで初プレイで最終面までいった事はあったのだが、そこでやられて以来プレイする事はなかった。つまり、今までどの媒体でも一度も一周はしていないという訳でもある。
そして、その3ヶ月後にはダライアス以来の3画面ゲームとなった「ニンジャウォーリアーズ」がとうとうリリースされた。イコールあの名曲が遂にPS4でも奏でられるという訳でもある。そして、ダライアスの部分では触れなかったものの、アーケード筐体のハーフミラーを再現出来るオプションも搭載しているのが素晴らしい。単に3画面を再現しただけでは物足りないので、この機能は欠かせないと言える。
ただ、少々この「ニンウォリ」は難易度が高いのと、さらにメガCD版がかなり出来が良かった事もあって、ぶっちゃけダライアスほどの感動はなかった気もする。メガCD版の時点でオリジナルのBGMとSEは再現されていたし、さらにアレンジBGMが非常jに豪華だった事もあって、本当に素晴らしい出来だったのだ。1画面でも違和感なくプレイ出来たのも要因と言える。しかし、それでももちろん3画面バージョンが移植されたというのは素直な喜びであった。
少々前後するが、「スターフォース」などもアケアカではかなりプレイしたゲームである。世代的にファミコン版メインであり、アーケード版は後年プレイしていっただけなので、本格的にやり込む事は出来なかった。一応、Wiiでリリースされた時もかなりプレイはしたのであるが、やはり最もやり込んだのはアケアカ版である。画面が見やすいのに加え、肝心の遅延も皆無。やり込んだのは割と最近になってからの事だったが、今になってようやく浮遊大陸を一周出来たものだった。