アーケードアーカイブスを愛す・その5 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

私がPS4本体を購入する直前ぐらいから、ネオジオのゲームを対象としたアケアカネオジオが、本流のアケアカとはまた別枠で開始された。サービス名はその名の通りであるが、正直私はこれが好きではなかった。というのも、まずはネオジオのソフト自体は旧ハードでもそれなりに配信されていた事。もちろん全てではないものの、餓狼伝説などの有名タイトルはほぼリリースされていた事から、目新しさに関しては皆無だったからである。

 

もちろん、過去作よりも遥かにオプション自体は充実していたし、解像度自体もフルHD、そして最新のアケコンが使えるなど、改めて買う価値自体はあった。しかし、開発が容易な事もあってか一時期リリースが本当にそればかりとなり、本流であるはずのアケアカのリリースが数ヶ月に1度とかになってしまったという弊害が生まれてしまったのだ。

 

特に2017年などはそれが顕著になり、あまりのリリース頻度の遅さに「もしかしたらもうすぐアケアカ自体終わってしまうのではないか?」と不安すら覚えたものである。もちろん、ネオジオのゲームもプレイしたし、特に餓狼伝説シリーズなどは思い入れもあるのでリリース自体は歓迎だったものの、それ以外は特に思い入れのあるゲームもなかったので、ぶっちゃけ本心を言えばとっとと終わってくれというのが本音だった。

 

結局、公式によるとほぼ2年半ぐらいそのリリースは続いていった。現在は2019年4月リリースのサムライスピリッツ零SPECIALが最後となっているが、正直そのリリースが終わった時は「これで本家アケアカが活発になるな」と安心感すら覚えたものである。

 

また、アケアカNEOGEOで配信される前から「餓狼MOW」などはSNK自らがPS4用にリリースしていたので、実質重複タイトルとなってしまった。現在も「サムライスピリッツNEOGEOコレクション」なども出ているので同じようなものである。私などはそこまでネオジオ自体をやり込んでいた訳ではないので、細かい違いを感じる事は出来ない。もちろん、本家から出ているのはそこでしか見られない特典などがあるものの、個人的にはそれよりもせめてネオジオCD用のアレンジBGMぐらいは欲しいものである。