Xbox360を愛す・その5 | ONCE IN A LIFETIME

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フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

家庭用ゲーム機で初めて内蔵HDDにインストールが可能となったのが、実はこのXbox360であった。当然、インストールした所でオリジナルのディスクが必要となる訳で、正直あまり意味のない行為のような気もするが、実はパッケージソフト購入であっても実質インストールは必須だった。何故か、それはディスクの回転音があまりにもやかましすぎたからである。

 

これは発売当時からかなり言われている事ではあったが、私が購入したエリートであっても凄まじいほどの爆音を轟かせていた。正直、それは到底許容出来る範囲のレベルではなく、大袈裟ではなく常にドライヤーを置きながらプレイしているようなものであった。これはもうどうしようもないレベルであったので、素直にインストールせざるを得なかったのである。

 

当然、HDDの容量はどんどん減っていくが、わずか120GBであってもそうそう使い切る事はなかった。理由はもちろん、媒体がDVDであり、多くとも8.5GBが最高だったからに他ならず、当然ケイブのシューティングゲームなどはさらに小さい容量だった。さすがに3枚組となったFFXIIIなどは25GBぐらい使用してしまうものの、私が所有していた中で二桁以上というのはその程度であったかと思う。

 

さて、当然インストールすればディスクの回転はなくなる訳であり、あの爆音はなんだったのか、と思うぐらい静かになる。そして、ほとんどのソフトは初回でインストールしてしまうので、正直元とは比較の仕様がないのであるが、当然読み込みは速くなるため、ほとんどのゲームでロードは気になる事はなかった。

 

ただ、それでもディスクが単なる起動チェックになってしまう事には腑に落ちなかった。新型以降のモデルはかなり改善されているようなので、正直買い替えも考えたほどであったのだが、結局当時はせいぜい40GB程度しか使用する事がなかったため、今でもエリートのままである。

 

因みに、わずかではあるがインストールの出来ないソフトもあり、そのうち一本が以前紹介した「ナムコミュージアム・バーチャルアーケード」である。すでにXBLAでリリース済みのソフトは別であるが、それ以外の専用ソフトはインストール不可能であり、プレイ中はここぞとばかりに爆音を轟かせてくれるため、ただでさえ不具合の多いゲームにあってさらなる不評を買うようになってしまった。