これまで実に10回に渡ってセガサターンへの愛を述べていったが、その次に思い入れがあると言えばやはりXbox360である。時期的にさほどゲームにハマっていた訳でもなかったので、SSに比べると薄い内容になるかも知れないが、それでも未だに好きなハードのひとつであるので、ここでは再びその想いを語っていこうかと思う。
Xbox360が国内発売されたのは、2005年の12月の事となる。一時、英語の勉強に集中するためにゲームをプレイするのをやめていた時期があったのだが、この当時は前年のグラディウスVなどの影響もあり、全くしていない事はなかったかと思う。一応、初代Xboxも中古ながら購入はしており、ヤフオクを経由してエミュレータを動かせるように改造してもらった事もあったほどだ。
もっとも、そうは言ってもさほど360に注目はしていなかった。日本で話題になったのは、マイクロソフトが正式発表前に、宇多田ヒカルがポロッと名称をこぼしてしまった事だろう。なんとなく話題作りのアングルな感じもしないでもないが、一応Wikipediaには謝罪したとあるので、一応普通にミステイクなのかも知れない。もっとも、謝罪を含めてのアングルもありえるかも知れないが、いずれにしろ日本を代表するアーティストのおかげで日本での知名度が広まったのは事実である。
もちろん、発売した頃はネットの記事も読んではいた。ハード最大の売りは、もちろん家庭用では標準でフルHD対応となった事だ。しかし、2005年の当時、日本ではまだまだブラウン管が主流であり、当然我が部屋においてもソニーのWEGAを愛用していた。そして、当時はまだHDブラウン管も存在していた時代であったが、とにかくべらぼうに高く、そして大変に重量のある代物であり、ゲームのためにおいそれと買い替える訳にもいかなかったのだ。なので、ハードを買ってもそのポテンシャルを活かす事は、ほとんどの家庭では不可能に近かったのである。
と言う訳で、そこから一気に話は2009年9月にまで飛ぶ事となる。2008年8月に、中古ながらPS3を購入、そして2009年5月にはWiiを、据え置きの任天堂ハードとしては実にSFC以来19年ぶりに購入していた。テレビも2007年頃からようやくHDブラウン管を使用し、2008年頃にはD4端子対応のテレビに買い替えていったのだが、さすがにBSデジタルの画質は異常に綺麗であったものの、ゲームではD2が限界であったため、2009年1月に素直にフルHDプラズマテレビに買い替えた。
これで、ようやくPS3をHDMIに繋ぐ事が出来、フルHD対応の環境が整った訳である。ただ、この時代ですらも私はまだゲームに注目していた訳ではなかった。Wiiを購入したのも、「イースI・II」や「スーパーダライアス」が発売されたからである。最新のgームにはほとんど注目していなかった。それがなぜゲーマー御用達の360にいったのか、それはやはりXboxLiveArcadeの影響である。