ゲームに最適な画面サイズは24インチとされている。事実、それはほぼ間違いない定説なのであるが、ディスプレイを普段使いとして映像などを見る際には、もう少し大きい画面で見てみたい、と言う願望も生まれる事はままある。私は大画面好きなので、ずっと27インチにも興味があったのであるが、前述のようにゲームはほぼ24インチ一択という結論が出てしまっている以上、それ以外の選択肢はなかった。
しかし、ここに来て普及価格帯の中では最高のゲーミングモニターである、XL2411Kを購入した際、「ゲームはもうこれ1択でいいのだから、普段使いのメインモニターはゲームに拘らなくてもいいのではないか」と思い始め、ゲーミングモニター以外も検索してみた所、その売れ筋のほとんどが27インチである事を知った。24インチもあるにはあったのだが、需要が少ないせいか比較的高額なものが多く、コスパ自体も27インチの方が上であった。
という訳で、ゲームにはもう2411Kがある以上、メインは同じサイズに拘る必要はないのではないか、と思い始め、ここにきて遂にBenQの最新モニターであるMOBIUZ EX2710Sを購入するに至った。27インチでフルHDでは解像度がもうひとつ足りないという事で、一応上位モデルの2710Qも存在はするのであるが、価格が爆上がりするので断念した。
結論から言うと、24インチに慣れ切った私にとってはやはり大きかった。人によってはさほど変わらないというレビューもあるにはあるのであるが、少なくとも私にとってはかなり大きいなという印象しかなかった。まあ普通に考えて、ブラウン管時代は28インチのワイドでさえ大型サイズであったのだから、それは大きいに決まっているかも知れないが、それでも思ったよりかは大きかったものだ。
まあ、私は比較的モニターとの距離を置くタイプなので、ブラウジングや動画鑑賞などには全く問題はないものの、距離を詰める事となるゲームはやはりオーバーサイズ感があり、2Dシューティングなどでも視点がかなり移動し、また若干首も痛くなる感じさえある。という訳で、やはりゲームには24インチが最適にして究極のサイズであると改めて実感。なので、27インチが向いている人は、まずモニターとの距離が取れて、ゲームはそれ用のモニターがあるもしくは全くやらない、というタイプの人たちだろう。なので、予算やスペースの関係で2台目は置けないという人であるなら、24インチしか選択肢はないと思われる。