ダイエット論 | ONCE IN A LIFETIME

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フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

最近のトレンドとも言える、かのひろゆき氏がダイエットについて語っている切り抜きがいくつかYouTubeにおいて拝見出来るのだが、彼曰く「運動して痩せるのは無理。それが出来る人は元々太っていない」というのはまさにど正論である。今であればネット上で簡単に消費カロリー計算が出来るので、それを試してみれば分かると思うのだが、単純に運動だけで1日1000キロカロリーを減らすだけでも至難の業なのである。

 

そして、さらに彼の言うように、運動した後は当然腹が減るので、大抵の人は消費分を相殺、もしくはそれ以上になってしまうぐらいに食べてしまう可能性が高い。もちろん、「大食いしたらこれまでの努力が無駄になってしまう」と、耐えられる事が出来ればまた違ってくるのであるが、前述のようにそれが出来るほどの強い意志の持ち主であれば、そもそもダイエットが必要なほど太っていない。

 

私が愛読していた「船木誠勝のハイブリッド肉体改造法」の冒頭においても、「ダイエットには力が必要。それをやれる、そして継続できる力だ。それがない人は初めから無理だと言っておこう」とキッパリ断り書きをしているし、以上のように運動メインで痩せるというのは、少なくともダイエットが必要な人間にとっては極めて困難だと言える。

 

ではどうすれば、という話になるのであるが、それももう同じくひろゆき氏曰く、「食べない」事に尽きる。もちろん、全く何も食べない訳にはいかないのであるが、少なくとも摂取カロリーを消費カロリーよりも少なくしなければならないのは当然なので、食べる量を減らす事には変わりはない。私の場合は朝はちゃんと取るが、昼から夜にかけては500キロカロリー程度しか取らなかったと思うし、特に夜の20時以降は固形物は口にしなくなった。

 

ただ、休憩中のカロリーをあまりにも減らしすぎたせいか、夜になってどうしても空腹に耐えられなくなり、帰りにコンビニでおにぎりを買う事も割としょっちゅうだったのであるが、それでも就寝2時間以上前までと決めていた。そんな生活を繰り返していくうちに、最初の3ヶ月は1週間に2キロペースぐらいで落ちていったかと思う。もちろん、それに加えて休日は自転車に乗っていたし、飽きるまでは1ヶ月で1000キロ近く走っていたと思うから、決して食べないだけではなかったとは言え、それでも食事を減らさなければそこまでの減量は到底不可能だった。

 

そんな生活をし続けていくうちに、半年目ぐらいで大体30キロは落とす事ができた。当然、周りはびっくりしていたし、リバウンドしないというのも不思議がられた。まあ、前述のように誰も私のバックボーンを知らなかった、という事もあるのであるが、後者に関してはする方が不思議である。成功体験がある人なら分かるはずだが、過去の自分を見る度に、2度とこんな姿に戻りたくない、と思うはずであるし、そもそも食事の量自体も全く戻しておらず、今なお20時過ぎればまともに食事をする事はない。

 

一応、最近はインスタントのお味噌汁などを食してはいるが、それも1食わずか25キロカロリーちょいである。まあ、最近は筋トレの影響で、ウエイトダウンから普通のホエイプロテインに変更したりもしているので、若干の体重増はあるのであるが、それでも体脂肪率は相変わらず16%前後をキープしているし、これ以下にしようとするならばさらなる食事制限が必要となってくるので、さすがにそこまでするつもりはない。

 

なんで、私自身の下地は出来てたとは言え、ダイエットにおいてある程度は「食べない」というのは絶対である。その欲望に勝てる力がない人は、船木のいう通り最初から無理だと言っていい。