電車における英語のお話。 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

ToかForか。

 

ある程度海外の鉄道を利用していくと、日本だけがある英語表記が異なる事に気付くだろう。それは行先を現す前置詞であり、海外ではほぼToなのに対し、日本ではほぼ100パーセントForを使っている事だ。Go to schoolやCome to my storeのように、行先を現す動詞の後に目的地が来る場合、ほぼ確実にToを使う事から分かるよう、しっくりくるのは間違いなくToである。なので、これに慣れるとForと言うのは大変違和感があるのである。

 

当然、疑問に思った私はすぐにググっていったのであるが、一応この違いの目安としては、Toは行先が常に一定、Forは進行方向こそ同じだが終着駅が異なる場合に使うもので、一応間違いではないらしい。つまり、香港のMTRであれば常に終着駅は同じなので、中環駅方向の列車は常にTo Centralで良いわけだ。逆に、小田急線の場合は同じ小田原方面であっても、本厚木だったり伊勢原だったり、必ずしも全列車が小田原に行くわけではないので、そういう意味からForを使用しているとの事。行先を現すイディオムとして、Bound forと言う表現があるので、正式にちゃんと言えばThis train is bound for Odawara direction.みたいな感じになると思われるので、それならForを使う意味も理解出来る、と言うものだ。

 

IsかWill beか。

 

たまに小田急線で小田原まで行き、そこから東海道線で藤沢もしくは横浜まで行き一周して帰る、と言うプチ電車トリップを良く行っていたのであるが、滅多に乗らない東海道本線で気付いたのが駅到着前の自動アナウンスがThe next station will be Fujisawa.のように、IsではなくWill beを使用している事だ。未来を示す表現なので一見この方が正しいように思えるのであるが、この場合多少不確定な要素も含まれる表現らしいので、次の停車駅が確実に決まっている電車の場合は多少疑問符が付くような使い方らしい。間違い、と言うほどでもないのであるが、東海道線以外はほぼIsだったし、何よりニューヨークシティのMTAも全てIsであったので、ネイティブ的には現在形の方が適切と言う事だろう。

 

Please transfer~

 

相模大野駅に近づくと、Please transfer for the Enoshima Line.と言うアナウンスが流れるが、英語をそのまま理解出来る人からするとPleaseが付くと、する必要がないのに乗り換えを促されている感じがしてせわしない感じがする。実際ネイティブはどう感じるのかは分からないが、香港での乗り換え駅の場合はやはりPleaseはなく、Next staion:Tsim Sha Tsui, Interchange station for the Tsuen Wan Line.これだけである。