台北101の最寄駅である市政府駅から、
少し手前の駅周辺がかなりの繁華街となっていまして、
まだ台湾のデパートなどに行った事がなかったものですから、
待ち合わせまでの時間までしばらくその辺りを探索する事にしていきました。
その辺りはホテル周辺の、
近代的ビルと伝統的な台湾の店が混沌とする場所とは異なり、
ほぼ日本の繁華街と変わらず、
デパートも日本資本の「そごう」である事もあり、
中はほぼ日本のそれと変わる所はありませんでした。
因みに、個人的に「そごう」って日本では色々あったおかげで、
あまり良いイメージってないように思えるんですけども、
台湾、アジアではまだまだ一線級のようであり、
特に香港では世界で2番目に地価の高い、
Causeway Bay、しかも駅のまん前に構えるほど繁盛しているみたいなのです。
話を戻して、自分が興味あるものと言えば、
せいぜい映像と書籍関係ぐらいしか興味はないので、
ひとまずそれらを探しまずはCD屋へ向かっていきました。
さすがにアニメ関係はほぼ日本の物が占めていましたが、
価格も遥かに安く日本円で1000円ちょいぐらいだったかと思います。
中にはドラえもんも豊富にあったので、
せっかくだから買ってみようか、とも思ったのですが、
全て普通語しか入っていなかったので断念しました。
それ以外はデパート内と言う事もあるせいか、
あまり安いものは見当たらず、
次に日本でも有名なジュンク堂書店へと行ってみました。
その中は非常に広く、相当なスペースを占めていたのですが、
それ以上に何よりも驚いたのがほぼ8割が日本の書籍であった事、
つまり一瞬にして日本に戻ってきたような感覚に陥り、
ジュンク堂の入り口は我々にとってさながら「どこでもドア」のようなものでありました。
さすがにこんなんで商売成り立つのかよ!とか思いましたけども、
それでもちらほら立ち読みや買おうとしている人も居ましたし、
台湾人の日本好きは本物だな、と改めて実感したものです。
因みに当然の事ながら、
日本語の教科書も沢山みかけましたけども、
英語のスペースと同等かそれ以上なのも驚きましたね。
もちろん少々中身をチェックしていったのですが、
一冊で英語、中文、韓国語に対応しているものの、
正直自分が外国人だったらとても覚える気にはならないであろうほど、
改めて日本語ってこんなに面倒なものなのか、と実感しましたね。
また話は前後しますけども、
それ以外の売り場でも普通に日本語は見かけましたし、
とにかく売れ筋の商品は「日本製」を強調しているのが目に付きました。
こんなに日本を好きでいてくれるとなると、
本当に台湾に居るだけで嬉しくなるし、
また日本人として改めて誇りを持てたりもしましたが、
こんな素晴らしい国を政治的事情はあれ、
国もマスコミも決して良い扱いはせず、
反日国ばかりに気を使っている訳ですから、改めてそれらには憤りを感じたものです。