台北・その11 昼食を求めて | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

総督府へ向かう途中、大きなビルの地下にフードコートがあったので、
昼食を物色しに行ったのだけども、
まっとうなレストランはどこも超満員、
軽食店も中文メニューだけではどういうものか把握できず、
内容がなんとなく分かっても北京語の発音など出来るはずもないため、
結局何も注文をする事など出来ませんでした。

マックなんかもあるにはあったんですけどね、
でもそこですら長蛇の列だったし、
何より前日22時に食べたばかりでもあったので、さすがにそれは避けました。

な訳で、結局何にも食事は取れなかったんですけども、
中にはスーパーマーケットもあったので、
日本食がどれだけあるのかな、と思い見に行って見たのですが、
正直中文よりも日本語の方が多いんじゃないか、と思ってしまうほど、
中は日本製品で溢れていました。

すでにセブンイレブンやファミマなどで、
当たり前のように日本のお菓子や、
おでんが並んでいるのを見ていたのにも関わらず、
改めてその量に圧倒されたほどですから、
どれほど日本食が占める割合が多かったのか分かってもらえるか、と思います。

もちろん、全てが純粋な日本食ではなく、
中には日本語を表記しただけのものなども山ほどあるんですけどね、
それも「日本」がいかにブランドとして認知されているか、の証明でもある訳だし、
日本人としてはっきり言って嬉しく、また誇りにすら思えました。

そんな思いも抱きつつ、
何も食べる事なくそこを後にし、
目ぼしいお店を探しつつ総督府へと向かいました。

写真で見た印象通りにの素晴らしい建物ではありましたが、
もう空腹と疲れでそこに居られるだけの気力もなく、
どうしようもなくなったので近くの公園を通り、
大通りに出てその地下を走っているMRTに乗り、
つまりこの日の午前中は大した収穫もないまま、
あっさりとホテルへと引き返す事になってしまったのです...。