入学してから「親友」と呼べる存在は、
もちろん韓国人のDanielだったんだけども、
日本人には彼的な存在はいなかったんで、
集団で飲みに行ったりした事はあっても、
誰かと二人きりで、って言う事はほとんどなかったのです。
まあ自分は、自分の用事に誰かを引き連れて、って言うのは面倒だし、
買い物なんて日本ではいつもひとりでやってる事なのだから、
それはそれで気にはならなかったんですけどね、
でも8月頭にYusuke君と知り合ってからはすぐに意気投合して、
それから色々二人だけでも結構行動するようになっていった。
自分って誰とでも仲良くなれる性格ではないし、
特に海外だと日本人と絡みたくない病が発病してしまうので、
そう思うとホント彼は特別だった、と言うか、
ある種運命的なめぐり合わせだったのだと思います。
彼の方が遥かに英語力は高かったし、
またクラスもTOEICコースだったんだけど、
幸いフリークラスは一緒だったから、
話したり連絡したりする事に不便はなかった。
で、最初に彼と出かけたのは、
多分コロンストリートへ初めて向かった日だと思う。
SpeakingのMarianが、
そこには大量のDVDが売っているから、
是非行ってみなさい、
とわざわざ韓国語の地図までくれたんだけども、
どうもネットで調べると危険地域らしく、
どうしてもひとりで行く気にはなれなかったのです。
しかし、8月に北海道からやってきた、
2度目の留学を迎えたTOSHI君はすでに
セブに慣れていたみたいで、
じゃあいってみようか、と言う具合で俺とYusuke君と、
あとはバッチメイトの女子2人の計4人を誘ってくれて、
初めてコロンまでタクシーで向かったのです。
もちろん全員一気には乗れなかったので、
携帯を持っている同士が分かれるようにして、
俺は女子二人と一緒のタクシーになったんだけど、
その頃になると英語もそれなりにこなせていて、
結構運転手と話が弾んで楽しかったりもしたね。
コロンはAlayaよりもさらに南なので、
料金も100ペソ以上になってしまったんだけど、
いくらフィリピンでも往復で400円強となると高いな、と思ったものです。
しかし…コロンにはそこまで払っても全く惜しくない、
我々日本人には信じ難い、まさしくパラダイスがそこには存在したのです!