回想35・A Japanese Close Frend | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

入学してから「親友」と呼べる存在は、
もちろん韓国人のDanielだったんだけども、
日本人には彼的な存在はいなかったんで、
集団で飲みに行ったりした事はあっても、
誰かと二人きりで、って言う事はほとんどなかったのです。

まあ自分は、自分の用事に誰かを引き連れて、って言うのは面倒だし、
買い物なんて日本ではいつもひとりでやってる事なのだから、
それはそれで気にはならなかったんですけどね、
でも8月頭にYusuke君と知り合ってからはすぐに意気投合して、
それから色々二人だけでも結構行動するようになっていった。

自分って誰とでも仲良くなれる性格ではないし、
特に海外だと日本人と絡みたくない病が発病してしまうので、
そう思うとホント彼は特別だった、と言うか、
ある種運命的なめぐり合わせだったのだと思います。

彼の方が遥かに英語力は高かったし、
またクラスもTOEICコースだったんだけど、
幸いフリークラスは一緒だったから、
話したり連絡したりする事に不便はなかった。

で、最初に彼と出かけたのは、
多分コロンストリートへ初めて向かった日だと思う。

SpeakingのMarianが、
そこには大量のDVDが売っているから、
是非行ってみなさい、
とわざわざ韓国語の地図までくれたんだけども、
どうもネットで調べると危険地域らしく、
どうしてもひとりで行く気にはなれなかったのです。

しかし、8月に北海道からやってきた、
2度目の留学を迎えたTOSHI君はすでに
セブに慣れていたみたいで、
じゃあいってみようか、と言う具合で俺とYusuke君と、
あとはバッチメイトの女子2人の計4人を誘ってくれて、
初めてコロンまでタクシーで向かったのです。

もちろん全員一気には乗れなかったので、
携帯を持っている同士が分かれるようにして、
俺は女子二人と一緒のタクシーになったんだけど、
その頃になると英語もそれなりにこなせていて、
結構運転手と話が弾んで楽しかったりもしたね。

コロンはAlayaよりもさらに南なので、
料金も100ペソ以上になってしまったんだけど、
いくらフィリピンでも往復で400円強となると高いな、と思ったものです。

しかし…コロンにはそこまで払っても全く惜しくない、
我々日本人には信じ難い、まさしくパラダイスがそこには存在したのです!