二人を見送った翌日の日曜日は、
当時のブログによると再びSMモールへ行ったみたいだった。
ガイドブックによると、
SMはアヤラよりも規模が小さめ云々な印象を受けたので、
同時に行っても大丈夫だろう、みたいな軽い気持ちで行ったんだけども、
実際の所、日本で言うイオンなどとは比較にならないほど大きく、
とてもじゃないけどもアヤラの後に行けるような場所ではなかった。
なんで、その反省を元に、
この日はSMのみに行ったんだけども、
やはり5日も学校に閉じ込められている分、
その開放感といったらなかったものだった。
アヤラもかなり綺麗な感じなんだけども、
SMはそれ以上な感じで非常に高級感が漂っており、
そういう意味で、この当時すでに前者よりお気に入りだった。
ただ、難点として、
やはり現在位置が非常に分かり辛く、
当然の事ながら手持ちのマップなどもないので、
ようやく慣れてきたのは留学終盤になってからだと思う。
で、この日も昼飯はマックへ寄ったみたいなんだけども、
学校の徒歩圏内はもちろんの事、
アヤラやSMへ行く途中の道にすらマックはなかったので、
そこに行くためにはわざわざアヤラかSM、
はたまたコロンストリートへ行くしかありませんでした。
だからこそ余計に、
モールへ来るとマックへ行きたくなってしまったんだけども、
モール内マックはいつ行っても大混雑、
しかも大抵昼時に寄っていったものだから、
満席だった事もしばしばだった。
また、当然価格も安く、
大体日本の半額ぐらいで買えるんだけども、
それでも100ペソなんて日本人感覚で言えば1000円ぐらいに相当するものだから、
ここに来ている現地人はそれなりに裕福なんだろうな、とも思ったものだ。
因みに、日本と被るメニューの味はほとんど同じだけど、
ドリンクの構成やサイドメニュー、デザートなどは結構異なる感じで、
特にアップルパイのショッパさには驚いたものだった。
また店員の英語はかなり綺麗だったけども、
一応公用語とは言えやはり個人で大分差があったり、
中にはほとんど話せない人もいたりするから、
そういう意味では英会話力の高さもある程度は要求されているのだとも思う。
そんな感じで、
マックただひとつだけでも結構楽しめた感じだったし、
また何より、ここに限らず見つけた時の安心感と言ったらなかったから、
マックの偉大さを改めて思い知らされた感じだ。
因みに、スキルが上がると名札にシールが貼られるけども、
制服は違ってもそれらは日本と全く同じ、と言うのも驚いたし、嬉しかった。
と言う訳で、午後に学校に帰ったんだけども、
部屋に戻る途中、マネージャーのYUKIさんから、
また新しく入るひとりの日本人女性を紹介された。
YUKIさんは楽しそうに、
俺の本名ではなく「スティーブンです」と紹介してくれたんだけども、
広東語で会話すると広東語名で呼び合うよう、
日本語だったら日本名でそのまま呼んで欲しかったものだった。