香港旅行記・その6 Dinner in Temple Street | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

そんな言葉の壁を実感しつつ、
夜景を後にして再び駅へと向かったんだけど、
すでに午後9時過ぎだった事もあり、
遅い夕食へと向かう事になりました。

が、前にも書いたよう、
俺は徹底的に食には興味のない人間だから、
「何が食べたい?」と聞かれた所で、
もう「肉以外」としか言いようがないんだよね。

もちろん「地球の歩き方」の
該当部分にも全く目を通してなかったし、
どこにどういうレストランがあるかも分からないから、
もう「It's up to you!」としか言いようがなかった。

そんな俺の態度に業を煮やしたか、
「本を貸して」と言ってきたので、
素直に渡し結局彼女に選んでもらう羽目に。

もう男としての面目丸つぶれみたいな
展開になってしまったけど、
興味のないものは徹底して興味がないし、
星の数ほどあるであろうレストランの中から、
初めての香港の俺が選べる訳もないしね、まあしょうがないね。

ただ、今日になって
昔買ったある雑誌を見返してみたら、
ブルース・リー御用達だった日本料理屋が、
九龍にあると言う記事を見付けたんだよね。

実際後日その付近を通ったし、
これならもう少し調べておくべきだったかな、と
後悔もしたけど、
まあ香港行ってまで日本料理を無理して食べる事もないし、
それは次回と言う事で良いでしょう。

で、話を戻すと、
彼女はテンプルストリートと言う場所で食べたいとの事。
そういう訳で再びセントラルからMTRに乗り、
最寄り駅であるジョーダン駅へ。

Now or never ~今は、今しかないから~

無事に着くとそこはまさに
トラディショナルな香港街、と言う感じの通りで、
そういう意味ではこの旅で初めて
「ありのままの香港の息吹」を感じる事が出来たのかな、と言う感じがします。

その通りにはDVDショップもあり、
「燃えよドラゴン」のブルーレイが98$、
つまり1000円ちょいと日本の相場から考えたら、
割安で売っているのを発見しましたが、
香港公開版は国際版とは違うバージョンだし、
その国際版は当然もう所有しているから、ここはスルーしました。

他にももちろんチャウ・シンチーのDVDも沢山並んではいたんだけども、
「少林サッカー」以前の作品ってリマスターもほとんどされていないし、
今の時代から考えるとちょっと低クオリティかな、って言う印象だったので、
こちらも同様にスルーしました。

もちろんそれだけ安い、って言う事もあるんですけどね、
でもさすがに今の時代、
DVD黎明期に出たような画質では見る気は起きないんですよね。

そんな事もありつつ、
彼女に言われるままついていくと、
通りに面して外で食事するお店にて夕食をとる事になりました。

メニューに英語表記があったかどうかは忘れましたけども、
とりあえずほとんどのものに写真は付いていたので、
自分の好みである海鮮もの中心に探し出し、
結局無難に海老と卵焼きのミックスみたいな料理に落ち着きました。

Now or never ~今は、今しかないから~

それと二人でシェアするものと、
彼女自身のメニューと計3品注文したんですけども、
途中地下道のコンビニで甘いチョコレート味の飲み物を買ってしまったせいか、
最初のシェアものでお腹が膨れ始めてしまい、
結局卵焼きは全部は食べる事が出来ませんでした。

Now or never ~今は、今しかないから~

彼女はご飯と豚肉がまざったような丼を注文して、
自分にも分けてくれたんですけどね、
でもそれもちょっとしか食べる事が出来なかったし、
味は申し分なかった事もあってちょっともったいなかったかな、と言う感じでしたね。

Now or never ~今は、今しかないから~

食事している最中も、
やっぱりあまり話せる言葉が思い付かなくて、
結構黙っている時間が長かったんだけども、
でもひとりだったら絶対にこんな場所での食事は経験出来なかったし、
そういう意味ではホントありがたいな、と思いましたね。

その時点ですでに10時過ぎ、
彼女の家までMTRで1時間かかる事を考えたら、
この旅最大の目的であった「アベニュー・オブ・スターズ」に、
一緒に行く事は無理かな、との思いも過ぎったんだけど、
どうしても今日行きたい、と言ったらLet's go!と行ってくれる事に。

そしてすでに午後10時を回っていながらも、
三度MTRに乗り、いよいよ最大の楽しみであった
アベニュー・オブ・スターズへと向かっていったのです。