香港旅行記・その3 at マダム・タッソー Part1 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

夜は夜景を見るために、
ピークトラムの駅は大混雑、みたいな記事を、
どこかで読んだ覚えがあるんだけど、
案の定ホーム黒山の人だかり。

Now or never ~今は、今しかないから~

乗るためには当然切符を購入するんだけども、
トラムに乗るためだけの券と、
それにマダム・タッソーの入場券が加わった券、
そしてそれらにさらに展望台の入場料が加わったもの
計3つの中からひとつだけ選ぶ、
みたいな感じになるんですね。

もちろん3つ目のを購入すると思ったんだけども、
店員との話の後に彼女が選んだのは、何故か2番目の券。

事情を聞くと、
今日は天候が悪く、
展望台からの眺めが良くないかも知れない、
みたいな話を店員から聞かされたみたいで、
そんな事もあってその券にしたみたいなんですけどね。

結局展望台まで行く事になったんで、
ちょっとだけ価格的には損をしたんですけども、
実はその時点でオクトパスカードを150$で購入していたせいで、
もし3番目のを買ったら無一文になっていたかも知れなかったんですよね。

実際には上にもATMと両替所があったから、
全然問題はなかったんですけどね、
でもその時点ではあるかどうかは分からないし、
そういう意味でも若干の$は残せた事は、
精神的には良い方向ではありました。

そんな事もあり、
2度目のピークトラムでやっと乗れて、
山頂へと向かったんだけども、
角度が感覚的にはほんと垂直に近い感じで、
俺的には若干の恐怖を覚えるほどだったんですよね。

なんで中盤以降は、
ちょっと無口にもなってしまったりしたんだけども、
反対側の窓から見える香港の夜景は、
そんな事も忘れさせてしまうぐらい美しく、
ああ、いよいよこの夜景をもうすぐ堪能出来るんだ、と思うと、
次第に胸が高まっていきましたね。

そして山頂の駅に着き、
まっすぐそのまま歩くと早速、
最初の目的地であるマダム・タッソーへ。

ここの存在を知ったのは、
去年ネットで知り合った香港人女性が、
ここでのブルース・リーとの写真を、
フェイスブックに載せていたからなんですね。

そういう意味では、
俺的にはブルース・リーの人形以外には、
さほど興味が沸かないと言うのが必然な訳でして、
そういう意味でも高揚感と言うのはあまりなかった。

しかも、最初の人形の前にはカメラがセットされていて、
それを出口を出た後にある売店で買う事が出来るんですけども、
一応二人で写真は撮ったものの、
結局2人とも買う事はありませんでした。

単純に高い、って言うのもあったんですけども、
その人物っていうのが…フー・ジュンタオ、
つまり胡錦濤な訳だったんですよ。

中の人はさかんに「フー・ジュンタオ」と写真が取れますよ!
みたいな事を連呼してますけども、
ぶっちゃけ今の彼とツーショットで写真を撮りたい、と思う
日本人って皆無だと思うんだよね。

それに加えて、
いくら中国に返還されたとは言え、
やはり特別行政区、中国そのままではない訳だし、
自分も未だに大陸とは別の国、との目で見ているから、
そんな香港においてそんな光景を目の当たりにするとは思わなかったし、
何気に俺的にはショックも大きかったよね。

何で入る前から妙な気分にされはしたんだけど、
人形の作りそのものは大変精巧に出来ていて、
今にも動き出しそう、息をしていそうな錯覚に襲われたし、
まれに似ていないのもあるとは言え、
ほとんどの人形において同じような印象を覚えましたね。

もちろん香港だけあって、
俺が知っている映画俳優も多く、
ミシェール・ヨーをはじめ、ケリー・チャン、アンディ・ラウ、
ドニー・イェンら香港映画のスーパースターの人形を目の当たりにする度、
僕の心は高鳴るばかりでありました。

Now or never ~今は、今しかないから~