国境を越えて… | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

今日はやっと念願のポールと食事を共にする事が出来ました。

正直言って、最初はある種の心の葛藤もあったんですけども、
ここに来てからデートらしいデートもなかったし、
最後に何かしらお金だけでは買えない思い出も欲しかったですから、
まあちょっと割り切って行って来ました。

自分は肉が、彼女は魚が苦手、
と言う事でこりゃやばいかな、と思いましたけど、
幸いイタリアンレストランがサンフラワーと言う有名店のそばにあり、
おかげで無事食事を共にする事が出来ました。

彼女と会うのは2ヶ月ぶりでしたが、
相変わらず可愛くて礼儀正しくて、英語も流暢で…と、
ホントこんな子が彼女だったらなぁ、と真剣に思いましたね。

逆に俺の英語はまだまだだなぁ…と言う事を改めて実感したり。

その後はITパークのBOS COFFEEへ行ったのですが、
そこは個人的に複雑な思いが募っていた場所だったので、
最初はちょっと嫌だな、と思っていたんですね。

正直な所。でも彼女と一緒に居るとそんな事はすぐに吹っ飛んだし、
やっとこのモヤモヤとした心を一掃する事が出来たと思う。

しかしお互い別の国に生まれ、
文化も異なりお互いの母国語も理解出来ない
「外国人同士」であるはずなのに、
ずっと英語で話しているとホントそんな事は全く気にならないんだよね。

まあ見た目的にはかなり近いはずだから、
そう思うのも必然かも知れないけど、
でも日本に居たままだったら絶対そんな感覚は生まれなかったと思うんですよ。

周りが日本人ばかり、だというせいもあるんだろうけど、
どんなに流暢に日本語話せていても、
心のどこかでこの人は外国人なんだ、って言う意識があったと思う。

でも何度も書いてきたよう、
ここに来て英語で様々な国の人たちと英語で交流していると、
ホントそんな意識は全然感じなくなってくるし、
特に今日は尚更そう実感した。

ブルース・リーがロスト・インタビューで孔子の言葉を引用していたように、
この空、この天の下では我々はひとつの大きな家族だと言う事、
それを身を持って理解出来ただけでもセブに来る価値があったと思う。

以上の事をもちろん彼女にも伝えたんですけども、
さすがに英語だと難易度が高く、最初は上手く伝わらなかったけど、
2回目で何とか伝える事が出来て、彼女も同意してくれた。

まあ残念ながら彼女とここで会うのは今日で最後なんだけども…
でも最後に良い思い出を作ってくれたし、手紙も渡せたのでホント最高の3時間でした。