タイトルからして、いい感じでクレイジーですが、昨夜日経新聞で行われたランセミナー「ランナー集まれ!走る新聞記者の心技体講座」の3回目の講座にいってきました。
「トレイルランナーの鏑木毅さんのお話はすごかった。
かなりメモったのだけれど、全部書くとすごいことになるので、かいつまみます。トレイルにはオリンピックも世界大会もないけれど、トレイルで世界一を決めるなら、ココではないかというレースが、ウルトラトレイル・ド・モンブラン(ツールドモンブラン)。
距離は160キロ。山の160キロって・・・・と、ここでびびってはいけない。累積標高差は、9400m。青梅の標高差とかでめげてる場合じゃない[E:coldsweats01]??
50カ国から、2300人くらいの参加者が集まります。
トップ選手は、だいたい21-22時間で走りきるレースらしいです。
今年は、この大会途中で中止になってしまいましたが、このレースを最初に走ったときは、鏑木さん、走りながら筋肉痛を通り越し、筋断裂がおこったそうです。、さらに内出血もおこって、足を一歩一歩踏み出すたびに、内出血した足の血がちゃぷちゃぷいってるのがわかったそうです。そして脳天にくるほどの激痛を味わうんだとか・・・[E:coldsweats02]。120キロをすぎると意識が朦朧としてきて、昔の友達が突然あらわれたり、CMソングが頭の中でぐるぐるしはじめたりするみたいです。
そんな体験をして思ったことが・・・
「人間って、疲れても死なないんだなー」ってことだそうです。
しかも、嬉しそうに辛い話をするんですよねーー。この大会のために9ヶ月前くらいから練習を始めるそうですが、その内容も紹介してくださり、かなり参考になりました。
マラソン大会にでるときとか、よくカーボローディングをしますが、鏑木さんは160キロ走るのに、しないんですって。
それよりも、体脂肪の燃焼効率をあげて、体脂肪を燃やしながら走れるカラダをつくるんだそうです。12-3月は、そんな感じで心拍数も低めの練習をして、使える体脂肪をつくるんだそうです。
それから、少しずつ負荷をあげていくわけですが、6-7月になると山に行ったりするそうですで、タイトルにかいた富士山の話ですが、富士山って、登山口が4箇所あるんだそうです。御殿場や吉田とか、ですよね。で、いろんな登山口から上って降りてを繰り返し、1日に富士登山を3-4回やっちゃうようです。
人生に1度は富士山のぼりたいよねーって普通の人は思います。、
ところが鏑木さんは、1日に3-4回富士山登頂をしちゃうって・・・・なに??、たしかにモンブランのレースの累積標高差を考えると、富士山1回上ったくらいでは練習にならないのかもしれませんね。
こうやって、たくさん練習して、負けないココロをつくるんだそうです。
そうやって、追い込んで追い込んで、がんばってきたから、鏑木さん、今年のレース30キロいったところで中止になったとき、つらかった練習が思い出されて、涙がでたといってました。かなり残念だったらしい。
それにしても、いい顔してたなー
つらい話が多かったけど、「トレイルランは楽しい」っていってた。下りはすごく楽しくって、インディージョーンズの映画の主人公になったようだって。木々やいろんものをよけながら、おりていくのは爽快みたい。
あと走るっていうか、「ダンス」みたいって。
またいろんな写真を見せてもらいましたが、それはそれはキレイだった。
山にはいきたいけど・・・、たぶん山は歩くの専門です[E:fuji]
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