私が出産した病院の助産師さんが勧めてくれた本です。
子どもにとって必要なのは何よりも肌の触れ合いである、ということを説明しています。
私は出産後になんとか時間を見つけて読みましたが、読んだ後の感想としては、出産前にじっくり読んでから子育て始めたかったです。
これから出産を控えている方、これから育児をする方、是非読んでみてください。
育児に行き詰まったりしたとき、「とにかく子どもの肌に触れていよう」と思えますし、それが親の精神をも安定させてくれますよ。
勧めてくれた助産師さんの娘さんは、成人した今でもお母さんである助産師さんに「背中をさすって」とお願いすることがあるんだそうです。
そうしてもらうと、落ち着くんですって。
そういう親子関係って、素晴らしいなと思います。
私の乳首は短いらしいです。
見る助産師さん全員が口をそろえて「乳首が短い」というほどです。
自分の乳首は普通だと思ってたので、正直びっくりしました。
それまで他人の乳首をマジマジと見たことなかったですし。
「授乳の時には、乳輪までしっかり咥えさせるようにしてね」と、妊娠中から言われ続けてきました。
そして、出産してから実感しました。
確かに私の乳首は短い。
新生児室で他の産婦さんたちと一緒に授乳してみて、初めて他人の乳首を見ました（産婦さんたち見てゴメンなさい）。
みんな大きくて長い。赤ちゃんが口を開ければ、すんなり哺乳窩（上顎のくぼみ）まで入りそう。
私の乳首は哺乳窩には全然届きそうにないし、咥えてくれても短くてすぐに外れちゃう。
おっぱいを飲もうと一生懸命に口を開けて吸おうとする赤ちゃんに申し訳なくて申し訳なくて…。
どうしたものか、と思ってたところ、新生児室に置いてあったのがメデラのNewニップルシールド です。
これは、私のような乳首が短い人や、傷で痛みがある人などの為の乳頭保護器です。
着けて授乳することで、赤ちゃんも咥えやすいし、お母さんは痛みから開放されます。
私が使用したのはSサイズ（１６ｍｍ）です。それでも十分な大きさです。
新生児室で初めて使ってみて、「こんなに便利なモノがあるのか！」と、感激しました。
退院するときに、病院から買って帰りました。
新生児期から1ヶ月過ぎまで、ほとんどの授乳をNewニップルシールドを使用していました。
使っていれば、痛くならないし、赤ちゃんも咥えやすそうだし。
でも、やっぱり直接あげられるようになりたい、と思うようになりました。
1ヶ月を過ぎた頃、なんだか自分の乳首が大きくなってきたように感じました。
今なら、ニップルなしでもいけるかも…。
ニップルを着けずに、授乳してみました。
ちゃんと咥えてくれた！外れない！
Newニップルシールドを使ってあげていた成果なのか、乳首が少し伸びたようです。
それからは、3回に1回…2回に1回と、だんだんニップル無しで授乳するようにしていきました。
ニップルを着けずに授乳をし始めたことで、乳首は痛みが出てきました。
ピュアレーン100を塗って、痛みを和らげてました。（ピュアレーン100に関する記事はこちら です。）
そうして続けること半月ちょっとで、すっかりニップル無しで授乳することができるようになりました。
乳首も強くなったし、赤ちゃんもしっかりと咥えて飲んでくれます。
乳首が痛む人以外にも、私のように短くて哺乳に苦労するような人にはNewニップルシールドはとても有効です。
ニップルを使い続けることで、通常より時間はかかるかもしれませんが、乳首トラブルを最小限に抑えつつ、直接おっぱいをあげられるようになりますよ。
母乳育児のために、私が第一子を出産する時（2010年10月）にしたことを公開しています。
初めての育児をする方、また、育児を応援する方の参考になれば嬉しいです。
【産後編】
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